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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

2009年 01月 24日 ( 1 )

政治をかえよう!

今の政治の最も大きな問題は、真実が権力でねじ曲げられていることだと思う。

僕が最も怒りを感じるところはそこにある。政治、官僚、そして業界の癒着構造によって、真実をおしつぶし、住民をうまく情報操作して操り、事業を進め、実は持続可能な社会に貢献しているとはいいがたい巨大な公共事業やハコモノがつくられてきた。

国政、県政ではこうした公共事業がまさにまかりとおってきたのだと思う。
役にたつ事業であればいい。そして持続可能な地域社会、地域経済に貢献するものであればいい。
しかしながら、その開発行為によって、今まで持続可能な経済を育み続けてきた自然資本や、環境が破壊されるとしたら、どうか。

最悪の場合、こうした議論になると、御用学者によって、真実がねじ曲げられ、そして真実をいうものを議論に参加させない。という構造をつくる。山形県が昨年12月はじめに開いた温泉調査の説明会も、途中で質問を遮っていきなり辞めるという全く説明責任を果たさぬ暴挙に満ちた説明会だった。そしてそれは以前おこなされた流域委員会、流域小委員会、公聴会、すべてにおいて、その理不尽を僕は感じ続けてきた。

おまけに県民を根拠もなく「環境にやさしい穴あきダム」とか、「河床掘削はできない」とか、「偽りの情報」で情報操作し続けてきたのだからさらに始末に終えないと思うのだ。

まさに、全く住民の視点にたたない、そして環境音痴の政治姿勢、そして情報操作やごまかしをし続ける程度の低い河川砂防課の職員たちの姿勢に僕は辟易してきた。

真に住民の側にたち、変革を唱える政治は、こうした矛盾、不条理に挑戦を挑むのだと僕は信じている。長野県の知事時代の田中康夫氏は、少なくともそうした姿勢をもつ数少ない知事だったと思う。次の世代にコンクリートの山を手渡すのではなく、地域ならではのかけがえのない自然を手渡そうと呼びかけていた。

従来の癒着のしがらみでダムをつくるような今の山形県の政治はその姿勢とは真逆といっていいと考える。もう正体はバレている。


その田中康夫さんが、昨年僕らがおこなった11月9日の最上小国川のシンポジウムで次のようなメッセージをくださった。

ぜひ皆さんにお読みいただきたい。



田中康夫 参議院議員からのメッセージ


元祖・脱ダム宣言男 新党日本代表の参議院議員・田中康夫です。
我が舎弟に当たる草島進一さんを始めとする、
最上小国川を愛する皆さんのシンポジウムが、
私の敬愛する今本博健さん、更には矢上雅義さん、天野礼子さんも御参集の中、
開催される事を大変に心強く、嬉しく感じています。

去る10月3日の参議院本会議の代表質問でも述べましたが、
「脱ダム」とは、環境問題に留まりません。
国、県の何れが実施主体のダムも、地元自治体の財政負担は3割近くに上ります。
他方で、ダムに象徴される巨大公共事業は、総事業費の8割近くが、東京や大阪に本社を構えるスーパーゼネコンに支払われます。
詰まり、地元は1割も持ち出し。
巨大公共事業の絡繰りとは実は、
租庸調”の時代の如き、上納・献上システムなのです。ダム建設とは今や、「地方経済」を回復させるどころか逆に疲弊・破綻へと追い込む、河川に染み込む毒薬メタミドホスです。

 他方で、日本の国土面積の7割近くを占める森林は荒廃しています。取り分け、その45%は戦後に造林された針葉樹の人工林。広葉樹と異なり、間伐を必要とします。が、驚く勿れ、林野庁の予算の中で森林整備に投じられているのは僅か8%。残り92%は林道建設や谷止工と呼ばれるコンクリートや鋼鉄の杭を沢に打ち込む公共事業なのです。
針葉樹は樹齢45年から60年の間に、「2残1伐列状間伐」と呼ばれる2列残して1列伐採する森林整備を行わねば、幹が太くなりません。昭和30年代に造林された針葉樹の間伐は最早、待ったなしの状態なのです。にも拘らず、間伐が完了しているのは人工林1140万haの約3分の1、400万haに過ぎません。今後6年間は年間55万haを間伐する、と林野庁は計画を発表していますが、それでは6年後も410万haは手付かずの儘です。

 実は、間伐に投じる事業費の3分の2は、人件費なのです。即ち、これこそは地域密着型の公共事業。中山間地域の土木建設業従事者にとっての福音でもあります。
故に知事時代、私は森林ニューディールと銘打って、間伐する面積も予算も2.5倍に増やすと共に、森林整備技術を習得する100時限の無料講習会を開催し、地域雇用の促進に努めました。
 森林整備の効果は、治山・治水に留まりません。中下流域の農業者にも漁業者にも、更には牡蠣を始めとする河口の漁業者にとっても福音を齎すのです。正に農業・林業・漁業3分野を連携する新“3業革命”です。

とまれ、本日の会合が、御参集の方々のみならず、最早、
「とてつもない日本」改め「とんでもない日本」と化しつつある、我がニッポンを憂う方々にとっての、
新たな一歩を確認し合う時空であります事を、心から願い、メールをお届けします。

脱ダム宣言の田中康夫より。

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今の政治の問題について、年はじめに動画でメッセージしています。
どうぞごらんください。
http://jp.youtube.com/watch?v=ccJnYVuJhvc&feature=channel_page


また、小国川の問題については、www.ogunigawa.orgでご覧になれます。どうぞご覧ください。
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by stern888 | 2009-01-24 19:08