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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

2008年 09月 06日 ( 2 )

自転車 海辺の花ウンラン

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solaiから空港まで自転車で40分。トレーニングのつもりで走ってみた。天気は快晴。実に気持ちよかった。庄内浜でウンランをみつけてパチリ。
9月21日、ビーチクリーンアップ 湯野浜 午前9時 ホテル海山前、北側駐車場集合。終わってからこうした海の花の観察会をおこなおうと考えております。
 質問をまとめる2日間といったところ。
自転車で走ってみて、改めて自転車で走っている方々の不便さ、危険性を感じた。スウェーデンのヨーテボリで僕は半日ホテルの貸し自転車で走っていたのだが、安全性も心地よさも全然違う。速く走る自転車が日本では認められていない。ヨーロッパでは自転車は遅いのもあるけれど速いものもある。自転車道は、車道と平行するか、車よりも景観を見やすいようなところをゆったり、安心して安全に走れる。歩道と一緒などというのは論外といったかたちでずーっと自転車道がしかれていたのだ。
 湯野浜まで走っている内、善宝寺から七窪間の自転車道は快適だった(少し道路が草ぼうぼうのところはあったが)。ちょっとだけの区間はスウェーデンを走っているようだった。そもそも以前、電車が走っていたところを自転車道にしたものだが、途中の区間はもうなくなっている。消極的にしか考えられていなかったからだ。
 最近、たまたま駅前の観光案内所にいたら、自転車を電車に積んできた方に、「ええと、湯殿山経由で山形市に行こうと思うんですが」と言われ、「はじめの坂道大丈夫かなあ」「まてよ。途中から自動車道になるから旧道をいくしか、、、」とか色々アドバイスに困ったことがある。観光レンタル自転車も、結構最近人気だ。鶴岡駅、役所を中心として、庄内浜へ。朝日村へ。三瀬に。羽黒へ(これは自転車道完備、、でももうひとついいたいことがある)、きちんと安全、安心、時には速く走れる自転車道をつくることは今後、検討する価値があるのではないかと考えている。
 
 みなさん、ご意見をおよせいただければと思う。
by stern888 | 2008-09-06 11:55 |

鶴岡 水 再考。

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熊本日々新聞の記者の方が水をめぐる取材にいらして、元山形大学の環境カウンセラー、桑原英夫先生と一緒に、地下水の現場、ダム、井戸を掘らせていただだいた幼稚園、浄水場、加藤清正ゆかりの地、などを巡り諸々お話した。

 熊本市は、市内50万人、周辺をいれると90万人が地下水の水源で生活している、まさに地下水のまちだ。その地下水を保全して持続可能に使うための努力については、地元の肥後銀行をはじめとする企業も非常に熱心に取り組まれていて研究会を立ち上げてフォーラムなどを企画している。以前、桑原先生と一緒に参加したことがある。
 地下水の収支をきちんと計算し、減少の対策として涵養をどうはかるか。涵養源としての田んぼや畑で水をいれる、ソニーなどがある工業団地の企業が、上流域の森の植林をする。などという社会実験もおこなっている。
 地下水研究としては世界一の研究をおこなってきたところだ。その主任研究員だったのが故、柴崎達夫先生だ。先生は53年から55年にかけて桑原先生と共同で、鶴岡の赤川扇状地の水源を調査してくださった。そして、この扇状地の一部のみでシミュレーションしても日量25万トンの持続性補給量があると、推定し、当時、レポートをつくり水道部に提出してくださっている。
 このレポートがでているにも関わらず、月山ダムの事業は進んでしまった。
合併新市でいえば全体で8万3千トン/日必要だという計画で進めた事業だった。
ところが、水使用量は平成8年から年々減少。つまりこの10年間減少傾向。今、全体で5万トンをちょっと超えているぐらいしか需要はない。
だとすれば、実際に5万300トンをくみ上げる事ができた鶴岡水源、また、対岸の約1万トン取水可能だった貴船水源を活かせば、地下水水源で十二分にまかなえる水量なのだ。
 改めて月山ダムにいき、その巨大なコンクリート構造物1780億円を見上げ、3人ともため息がでた。7,4%が水道用のアロケーションだから131億7千万円が水道の負担。そしてさらにこのダム水を浄化する浄水場にいって再びため息がでたが、浄水場と管路の事業費約340億円。それを足して471億円だ。そして急速ろか浄水場には、巨大なタンクが並び、色別にポリ塩化アルミニウム(PAC)・カセイソーダ・次亜塩素酸がはいっているとのことだった。「こうした薬品に一生涯頼り続けなければならないのだ。」と思った。さらにその薬品注入を制御するのに優秀なコンピューターシステムが必要だ。そしてそれを微調整する専門の職員も24時間態勢で常駐させなければならない。
 このコンピューターシステム導入については以下なる疑惑もあった。http://www.jca.apc.org/water-w/asahi311.html
 これはその後、どうなったかは感知しないが、いずれにしても、こうした浄水場というのは、莫大な金が必要で、維持費も相当かかるということだ。カネがかかるところには当然利権が絡んでくる。
 年間の維持費を現場で聞いたが、北部と南部とが一緒になっていてそれぞれの維持費をだしたものはない。などといわれた。これはさらに追求していくが、こうやって、負担者が負担している内容を明確にせず、さらにわかりにくくして責任追及をさける手段というのはどうも山形県をはじめとする旧体制の行政で、まかり通っていて、あきれてしまう。 
 結局鶴岡市民は、この475億円という金を次世代、次世代までかけて水道料金で借金返ししなければならないということだ。
 
 6月議会で指摘したが、この急速ろ過浄水場の浄水ではトリハロメタンの値が年々増加している。昨年は0.05PPMを超えている。結局、土壌の微生物が処理をする地下水の浄化能力に劣ることが明らかなのだ。
 とすれば、鶴岡で2001年まで使っていた地下水を浄化していた大地の力というものの、自然資本の能力、経済に貢献している効果というものははかりしれない。
 
 これまでの政治はいわばその「自然資本」を無視して、一握りの人や企業に金をおとすことに汲々としてきた。「仕事を作る」意義というのはわからなくもない。しかし、そのために、薬品をつくりだすための石油資源など地殻にある物質資源を枯渇させ、自然を物理的な方法で破壊し、さらには、市民が求める基本的なニーズを妨げるように働いてしまうとしたら、まさに持続不能な社会をつくりだす装置だといわざるをえない。
 勘違いされてはいけないので一言申し上げておくが地下水資源は、水収支のバランスをとりつつ涵養を考え、汚染を予防してしけば、永続的に使うことができる水資源である。浄水システムをわざわざつくらねばならない河川などの漂流水に比べてはるかに有用である。
 日本という国はすでに1000兆円もの借金を抱えている。資源や食料は輸入に頼り続けている。水まで、おいしい水を求めてペットボトルで買ってまいか。その値段ときたら、水道水のほぼ1000倍。ガソリンより高いのだ。こうした「システム」をつくりだしているのが今の政治だ。
 
 熊本市では、地下水都市という位置づけで今後さらに、水の都を強調していくとのことだ。鶴岡では、この地下水をくみ上げる28本の井戸を21本埋めてしまい、さらに、水源地の近くで砂利採取をはじめている。人口減少、水使用量が減っていく時代に突入して、ダムと広域水道の矛盾はさらに市民を苦しめていく。
 いずれにしても今の水事情は、私たちが住民投票運動のときに指摘していたそのものになっているということだ。
  
 この問題の関連は来週の10日、一般質問で問う。乞うご期待。


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by stern888 | 2008-09-06 05:54 |