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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

2008年 06月 09日 ( 1 )

炭素税について


 一昨日お知らせしたスウェーデンの件ですが、高見さんがコーディネートした、KRAV(有機農業)マーク、スーパーマーケットのリサイクルボックス。それとハマンビーの下水道プラントが紹介されていました。ムッレ教室についても触れていましたね。
ただ、かなり早足の紹介だけでしたので、随分物足りない感じがしました。
なので、僕のブログで、僕が取材してきたスウェーデンの社会についてもう少し深く紹介をしていけたらと思います。

まず、炭素税についてですが、スウェーデンにいって、スゴく腑に落ちた件がありましたのでお知らせします。

まず、自動車事情ですが、僕はストックホルムに着いたとたんに、まず驚きました。タクシーの多くが、プリウスだったり、エタノールで走っていました。そして、青いバスはバイオガスで走っていました。
 
まず、驚いたのは、自動車の燃料です。この写真のように、エタノールが、半額で安いんです。なので、スウェーデンの社会では、新車の20%がエタノールカーになっていると環境省の方からうかがいました。
また、新車導入にも優遇策がとられているとのこと。また、渋滞税もエタノールカーや電気自動車にはかかりません。要するにカーボンニュートラルで脱炭素する燃料を優遇するのです。バイオガスかガソリンでBi-fuel で走るボルボも結構走っており、バスの燃料をいれるターミナルの近くに、バイオガスの充填のスタンドがありました。

日本の議論を聞いていると、ガソリンじゃなくてエタノール。というところがでてこないので、ガソリンが高い、低いの議論になりがちです。おまけに道路特定財源と一緒になってしまうんですね。

こうしたカーボンニュートラルな燃料へ、インセンティブをつけることこそが、炭素税の本筋なのだと改めて感じました。

また、ストックホルムや、日本でいうと大阪にあたる第二の都市 ヨーテボリでは、公共バスは下水道からのバイオガスで走っていました。ヨーテボリでは8年前からこうしたバスが走っているとの事。

なお、エタノールについては、スウェーデン北部で製紙工場のパルプの燃料の木材チップからエタノールを取り出すプラントが稼働しており、現場も観て参りました。スウェーデン環境省でも、こうした動きに注目しているとの事でした。

2020年までに脱化石燃料を果たすミッションで動いているスウェーデン。さすがにシステムを根本から変える「政策」というものを感じました。

昨日までのTV特集や日曜討論などの議論でも、日本の根本的なCo2削減政策は全く見えてきませんでした。
いまだにクールビズや消費者の行動だけで政府は無策のままです。とG8で発表するつもりなのでしょうか。



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by stern888 | 2008-06-09 13:14 | スウェーデン