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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

2007年 08月 09日 ( 3 )

いい笑顔を観に行こう!

今、鶴岡アートフォーラム http://www.t-artforum.net/で「長倉洋海」写真展がおこなわれている。山形研修の後、訪れる。

アフガニスタン、エルサルバドル、テロと内戦で死と隣り合わせにある、戦場、貧民街、フィリピンのスモーキーマウンテン。死と直面する過酷な現場にある子供達の笑顔を、長倉さんは撮り続けている。今回の写真展は、国内でおこなう個展としては最大規模のものだと伺った。
 
ぐっと引き込まれる笑顔がある。そして写真の一枚一枚に、その背景のストーリーが写しこまれている。観ていて、米国の写真家、ユージーンスミスの写真をを想いだした。
 
 そして、神戸、新潟、などなど、足を運ぶ中で出会った、被災地の惨状の中で、0から1をつくる、たくましく美しい人たちの姿とダブって見えた。

 2階の展示の、破壊された家を自分たちの手で再建をするストーリーが、連続写真で展示されているが、その中の、再建を喜ぶ家族の満面の笑顔は、たまらない。
 
 僕らは、「被災地で、一つの笑顔をつくるために。」と格闘する。その、目指すべき笑顔がたくさんちりばめられた写真展だ。と思った。

 日本のユージーンスミス、長倉洋海氏の写真展。 
すごくいい、エネルギーで満たされる写真展。8月19日まで。ぜひ、観られたし。
by stern888 | 2007-08-09 05:32

議論あってこそ。

朝日、天声人語より。
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 近ごろの漫才には、「もうええわ」という言葉が頻発するそうだ。2人が掛け合い、話がかみ合わないと「もうええわ」。捨てぜりふを放って打ち切る。ここで客席はどっと笑うのだろう。

 こちらは笑ってもいられない。長野県に公共事業を評価監視する委員会がある。煙たい意見を述べる委員らに、県は「もう結構」とばかり、任期半ばで辞職を勧告したという。うち1人の有識者は、意思確認もないまま解任されてしまった。

 長野は昨夏、「脱ダム」を掲げた前知事から、ダムを是とする現職に代わった。県側は否定するが、勧告された委員らは「邪魔者の一掃か」と不信を募らせている。行政と漫才は違う。異なる意見に根気よく耳を傾けるのが、治の王道ではなかったか。

 「議論の必要なし、問答無用。こういう笑いに浸り続けるのは危険なことじゃないですかねえ」。落語の桂歌丸師匠が以前、本紙に意見を寄せていた。結びには「笑いに限った話ではありませんよ」。異質なものを排除しがちな時代への警鐘に、わが意を得たものだ。

 似たことは、国政にもある。安倍首相肝いりの、集団的自衛権をめぐる懇談会もそうだろう。メンバー13人をぐるり見渡せば、行使の容認に前向きな人ばかりだ。世論を分かつ大テーマなのに、異なる声を聞く耳はないらしい。

 論敵について、勝海舟が言ったそうだ。「敵がないと、事が出来ぬ。国家というものは、みンながワイワイ反対して、それでいいのだ」。おおらかさと懐の深さは、今は昔の無い物ねだりだろうか。

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長野県の事については以下の記事も
長野県、脱ダム2委員に辞職勧告 「同意なき解任」騒然
2007年08月06日22時39分
 長野県公共事業評価監視委員会の委員を務める金子勝・慶応大学教授と保母武彦・前島根大学副学長らに対し、県が任期半ばでの辞職を勧告したことから、委員会がもめにもめている。2人は田中康夫・前知事時代に任命され、公共事業には批判的。共に「多忙」「家が遠い」という勧告理由に反発、保母氏は勧告拒否で留任が決まったが、金子氏は意思確認のないまま名簿から削除された。金子氏は6日開催の委員会に乗り込み、会場は一時、騒然となった。(以上抜粋)
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絵に描いたもち敵なパブリックインボルブメント。
はなから答えがきまっている、ワークショップ。
セレモニーに陥る議会。
住民参加、協働とは名ばかりの事で、官僚のいいなり、行政のいいなりでほとんどが動かされていると思っていいだろう。まさに一握りの人たちによって情報統制、操作し、住民をコントロールする。
それに都合の悪いことを言う人を排除して、時には「ミスリードする」「いたずらに不安をあおるとかといって、非難してあいてにしない

そんなことがまかりとおっている。。常套文句とセオリーが見えている。

そのために、わけのわからないところに私たちの税金がつかわれ、妙な公共事業が次々とおこなわれた。
一体何十年こんなことが続いているのだろうか。先進国、民主主義の国が聞いてあきれる状況が、今、この国にはあるのだ。

一番身近な市政ですら、まだまだ政治が遠いのだ。
この状況をなんとか変えていきたいものだ。

 長野はこんなんだが、昨年より諸々ご指導いただいている今本博健 京大教授が委員長だった、淀川流域委員会では、委員長に「宮本」さんがおなりになったとのことだ。
宮本さんは、長良川河口堰運動との対立をきっかけに、河川法の改正、それこそ本当の住民参加のあり方。住民が望む治水のあり方などを追い求めてこられた方である。
 淀川水系流域委員会の今後のあり方に大いに注目、期待していきたいと思う。
by stern888 | 2007-08-09 00:45

長崎の日。

本日、長崎の日。田 上長崎新市長の平和宣言をかみしめたいと思います。


  「この子どもたちに何の罪があるのでしょうか」
 原子爆弾の炎で黒焦げになった少年の写真を掲げ、12年前、就任まもない伊藤一長前長崎市長は、国際司法裁判所で訴えました。本年4月、その伊藤前市長が暴漢の凶弾にたおれました。「核兵器と人類は共存できない」と、被爆者とともに訴えてきた前市長の核兵器廃絶の願いを、私たちは受け継いでいきます。

 
 1945年8月9日、午前11時2分、米軍爆撃機から投下された1発の原子爆弾が、地上500メートルで炸裂しました。
 猛烈な熱線や爆風、大量の放射線。
 7万4千人の生命が奪われ、7万5千人の方々が深い傷を負い、廃墟となった大地も、川も、亡骸で埋まりました。平和公園の丘に建つ納骨堂には、9千もの名も知れない遺骨が、今なお、ひっそりと眠っています。

 
  「核兵器による威嚇と使用は一般的に国際法に違反する」という、1996年の国際司法裁判所の勧告的意見は、人類への大いなる警鐘でした。2000年の核不拡散条約(NPT)再検討会議では、核保有国は、全面的核廃絶を明確に約束したはずです。
 しかしながら、核軍縮は進まないばかりか、核不拡散体制そのものが崩壊の危機に直面しています。米国、ロシア、英国、フランス、中国の核保有5か国に加え、インド、パキスタン、北朝鮮も自国を守ることを口実に、新たに核兵器を保有しました。中東では、事実上の核保有国と見なされているイスラエルや、イランの核開発疑惑も、核不拡散体制をゆるがしています。
 新たな核保有国の出現は、核兵器使用の危険性を一層高め、核関連技術が流出の危険にさらされています。米国による核兵器の更新計画は、核軍拡競争を再びまねく恐れがあります。
 米国をはじめとして、すべての核保有国は、核の不拡散を主張するだけではなく、まず自らが保有する核兵器の廃絶に誠実に取り組んでいくべきです。科学者や技術者が核開発への協力を拒むことも、核兵器廃絶への大きな力となるはずです。

 
 日本政府は、被爆国の政府として、日本国憲法の平和と不戦の理念にもとづき、国際社会において、核兵器廃絶に向けて、強いリーダーシップを発揮してください。
 すでに非核兵器地帯となっているカザフスタンなどの中央アジア諸国や、モンゴルに連なる「北東アジア非核兵器地帯構想」の実現を目指すとともに、北朝鮮の核廃棄に向けて、6か国協議の場で粘り強い努力を続けてください。
 今日、被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られるなか、単に非核三原則を国是とするだけではなく、その法制化こそが必要です。
 長年にわたり放射線障害や心の不安に苦しんでいる国内外の被爆者の実情に目を向け、援護施策のさらなる充実に早急に取り組んでください。被爆者の体験を核兵器廃絶の原点として、その非人道性と残虐性を世界に伝え、核兵器の使用はいかなる理由があっても許されないことを訴えてください。

 
 爆心地に近い山王神社では、2本のクスノキが緑の枝葉を大きく空にひろげています。62年前、この2本の木も黒焦げの無残な姿を原子野にさらしていました。それでもクスノキはよみがえりました。被爆2世となるその苗は、平和を願う子どもたちの手で配られ、今、全国の学校やまちで、すくすくと育っています。時が経ち、世代が代わろうとも、たとえ逆風が吹き荒れようとも、私たちは核兵器のない未来を、決して諦めません。

 
 被爆62周年の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典にあたり、原子爆弾の犠牲になられた方々の御霊の平安をお祈りし、広島市とともに、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に力を尽くしていくことを宣言します。


2007年(平成19年)8月9日 
長崎市長 田 上 富 久

8月6日の広島の日、秋葉市長は、

唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」と言うべきです。また、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。

と言及しています。
 
唯一の被爆国としての日本政府の姿勢には、久間氏の発言の大問題の他にも、諸々問題がある。ところで広島、長崎での安倍首相のスピーチには、何の祈りも心も感じられなかった。「平和憲法を遵守して、、、」とお決まりの文句だが、本心では憲法改正、富国強兵論、米国のいいなりの姿勢だからだ。
by stern888 | 2007-08-09 00:20