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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

建築家 井山先生のソーラーパッシブハウス 鶴岡第一号 

建築家 井山先生のソーラーパッシブハウス 鶴岡第一号 _a0036384_2221676.jpg

午前中から国会中継を見ていた。自民党の野田議員の発言だが「グリーンニューディールとかとオバマ政権は言っているが、日本こそ最もその分野で先進的に取り組んできた。」などと言うくだりがでてきて笑った。それに「グリーンニューディールってそもそも公共事業でしょ。国内でも堂々とやっていきましょう」的な発言にやれやれと思った。
   全くわかっていない。わざとこんな発言をしているのだろうか。答える方も答える方で、環境相は原発をその中に入れてグリーンと称していた。
   政治に「判断規準」をもたずに長年やってきているので、こういうやりとりで国民を欺いて平気でいるのが今の政権与党の姿勢だと考える。

 さて、本日は建築家、井山武司先生が自宅にいらした。ソーラーパッシブハウス、鶴岡の第一号の本体工事がほぼ完成との事で、一緒に見に行く。solaiの近所、大西町にできたその住宅は、南にむいた面で太陽光線を取り入れ、床に蓄熱するソーラーパッシブハウスだ。
    井山先生は、ほぼ20年ぐらい前からこの形式のソーラーパッシブハウスを酒田市で10棟ほど建てているが、鶴岡では初めてだ。その当時よりガラスや断熱材の性能があがっているということで、光熱費が一日250円ぐらいで済んでいるとのこと。床暖房をやっているが、夜間しかスイッチをいれなくていい。昼間は全く無暖房なのだとのことだ。それなのに床がぽかぽかと温かい。今後、ソーラーパネルを屋根にあげると、エネルギーを自給するし、さらに創出することが可能なのだ。
東大の丹下研究室出身で、酒田大火後の復興の都市計画に携わる中で、雪国でも快適で合理的な家、都市計画をやろうと、20年前からソーラーハウスに取り組んでいる井山先生のソーラーハウスは、スウェーデンで見たハンスエーク氏と同様の太陽光を最大限活かすコンセプトをもっている。持続可能な社会作りのために、こうした鶴岡のシーズとして育んでいきたいものだ。
   井山先生のHP http://www.solarchis.jp/home/index.html
by stern888 | 2009-02-03 22:02 | 環境
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