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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

福岡正信さんが永眠。

わら一本の革命 自然農法を実践され、砂漠に種をまく仕事に
生涯をささげられた福岡正信さんがお亡くなりになった。95歳。

福岡さんといえば、98年、サンフランシスコ、バークレイに滞在していた時、日曜日のオークレイの港の近くで毎週のようにおこなわれていた、ワゴンが立ち並ぶオーガニックマーケットで、何人もの農業者の方から「お前は日本人か。福岡先生を知ってるか。僕は福岡さんの農法に惚れて、そのコンセプトでこんな野菜をつくってるんだ。」と声を何人かから、かけられた事を覚えている。

なかには、福岡さんのコンセプトを英訳して図にしたものをプリントしたTシャツを着ている人もいた。
 そのマーケットで売られている野菜は今でも印象が残っている。あるワゴンは、トマト専門。トマトだけで数十種類もあり、すべてオーガニック。それぞれ特徴があり、味が濃くておいしいトマトだった。フルーツも、野菜も、なかには虫食いもあるんだけれど、食べると実においしくて、それでいて、農業者の皆さんが、これはこうやってこんな哲学で、、、とストーリーを語るのだった。買いにくる人たちもいつも顔なじみみたいな感じで実にいい空間だった。
 あのサンフランシスコ周辺の有機農業者の皆さんにとって、日本人といえば、師の福岡さんだった。日本の有機農業者の皆さんにとってもきっと、そうだろう。
 「わら一本の革命」、もう一度読み直し、師の教えをかみしめたい。
by stern888 | 2008-08-17 10:36
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