8月13日、午後7時。月山山頂で護摩壇に灯がともされる。柴燈祭。その火は、月山に眠る先祖霊を下界に送る送り火でもある。一昔前、その頂上で柴燈がともされるとき、鶴岡をはじめ、周辺の町村部の至る所で、「迎え火」がともされていた。「お精霊さま、お精霊さま、こっちに来てござらんしょ」といって火をつけた茅や小枝をまわし、迎えていた」とのことでした。この日、8月13日、午後7時。50名をこえるぐらいの人が集い、神官の方々が祝詞を奏上し、柴燈執行。めらめらと燃え立つ炎。熱。ちょっと見渡すと、9合目、8合目の合わせ火が見え、鶴岡の灯り、新庄の灯りが見えました。(これは電気の灯りですが)。上には月。日が暮れる直前まで、まるで鳳凰のようなかたちの雲が、夕暮れの空にたたずんでいました。包み込まれるような三山拝詞。終わってから「ほいほい酒」、、、。今年でかれこれ8回目ぐらいでしょうか。いつ訪れても変わらず、神々しい祭りは続いているのです。合掌。
頂上小屋に泊まって早朝。一瞬の日の出。本宮祭を無事終えるあたりで雨。朝食の後、嵐の中下山。いつもこの日の山でご一緒する方らと、びしょぬれの体で月の山温泉へ。源泉最高。その後、ハーモニーパークのジンギスカンへ。戻って親父の実家へ。