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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

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戸川安章先生を偲ぶフォーラム。

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8日。いでは文化記念館で故戸川安章先生を偲びつつ、文化講演会がおこなわれた。
出羽三山修験とは何か。廃仏毀釈について真摯に研究をし続けている関守ゲイノー先生が、3度秋の峰に入らないと山伏を学んだことにならないと思って通ったんです。といって、訥々と体験や皇子修行の時の参加者の声を紹介するとき、ものすごく親近感を覚えた。戸川先生も、特に「現場」の本質を大事にされる先生だったとうかがった。
 戸川先生には生前、月山炎のまつりの最初の立ち上げの際にお会いしたことがある。
柴燈祭の時の送り火と迎え火。そして、その祭りの時には、信者が頂上近くで踊ったもんだということも、楽しくお話してくださった。事を鮮明に覚えている。
物事の本質に迫るには現場の体験だ。身を投じてみてはじめたわかるのが山伏の世界なんだと僕自身もつくづく思う。僕は2004年に一度秋の峰入りをした。今年、もう一度山に入ろうと思っている。ゲイノー先生によれば、イギリスの研究者達などなどが、こうした体験をしたがっているということ。また来年の春にはニューヨークで修験道について考える学会があるのだとかということもうかがった。
 戸川先生のあくまで現場と本質を大事にした姿勢を学び続けたいものだ。
それと、先生がたが指摘をされていたが、戸川先生が真摯にお集めになった資料の保存について、市としても考えねばならないだろう。
by stern888 | 2007-07-08 18:32
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