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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

朝辻立ちから、、、

朝、八文字屋前つじ立ちからスタート。
鶴岡タイムスに私の議会報告「パドル」が折り込みされています。ぜひ、ご一読していいただき、コメントなど、お寄せくださいませ。

午前中ようやくタイヤ交換。2tを超えるような車のタイヤ交換は結構しんどいものです。
午後、昨日などの新聞などに載っている駅前周辺 の開発関連の調査に行きます。

パドルでも触れた、鶴岡の水のことですが、新市で旧櫛引町の赤川の鶴岡側の地域は、以前と同様の伏流水を使っています。で、櫛引町の「ゆータウン」ではサウナのあがり水(というのでしょうか)が旧来の鶴岡水源とほぼ同様の地下水源からの水であり、飲料可。となっており、飲むととてもすっきりしていておいしいのです。実は結構ファンの方がいらして、このサウナの水をタンクにいれてくんでいく方もいらっしゃいます。
   旧鶴岡市では三瀬地域と湯田川地域が独立した簡易水道水源を使用しており、旧来からの湧水をベースにした飲料水を使っています。
 効率化の中で、簡易水道を潰してどんどん広域水道に切り換えようという動きが市でみられますが、簡易水道や独自水源を私は今だからこそ大事にしなければならないと感じています。
   水源切り換え後、飲料水確保のために様々な湧水を求めている市民の方が多いのです。
こうした価値観を認めていく文化をつくりだしていくことも、私は一つの価値創造だと感じています。行政はこの価値を認めず、業者はこの価値を最大限利用して、水道水源の値段の1000倍もの値段をつけて全国販売しているわけですから。
  パドルに熊本の地下水のことについて触れました。熊本をはじめ、東京でいえば昭島市などが地下水を100%つかった水道を営んでいる自治体です。秋田では旧六郷町で、こうした文化を育み、オランダの地下水涵養の手法などもとりいれて次世代に「水郷」を手渡そうと取り組んでいます。六郷にはこうした水とともに暮らす文化を観に、観光で訪れる方も多いのです。
  まずは、ここにある宝もの、いやここの地域ならではの宝を大事にしたい。と思うのです。
私は、水源切り換え後、ほとんど、水道水を口にしていません。
水沢の湧水、そして外内島のイタリアンレストランの井戸、和光幼稚園に「コモンウォーター」として掘った井戸の水などを使っています。
  水道水源として、鶴岡市で活用してきた井戸は旧来は27本ありました。それを切り換え後14本すぐに井戸を潰して、その後、敷地内の井戸も5本潰したのか、現在7本の井戸が残されているのみとなっています。一応は災害時1万トン/日確保されていると聞いていますが、広域水道の水が優先されるなかでブレンド率はどんどん低くなっていると聞いています。
   今年の冬。「大雪により地下水位が下がった。今年のような状況だったら地下水の水道水だったら断水していたに違いない」などの報道がありました。水道部の地下水の水位のデータを入手して調べましたが、まず、水位が低下したのは深井戸のみで、浅井戸の観測井はさほど昨年や一昨年と変わらないというものでした。それに、観測井も浅井戸と深井戸、この2本だけで地下水の状況を推し量ろうというのは無理というものです。
  大雪になって、まず、消雪水が大量に使われます。その影響があったのは確かだと思います。水収支も把握せず、じゃんじゃん消雪水を使ったら、バランスが崩れるのは当然のことです。
 現状の地下水の状況についてきちんと調査もせず、そして都合のいい値だけをとりあげて、シミュレーションだなどと称して「広域水道にしてよかったね」などと思わせる。
   この記事を地下水研究の専門の先生にお見せしたら、やれやれと「ため息」を漏らしていました。行政に都合のいいデータだけを以て、情報操作をしているだけにすぎないということです。 

だまされてはいけません。一歩、考えて行動しましょう。

 
by stern888 | 2006-04-14 14:11 |
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