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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

カテゴリ:水( 71 )

SLOW WATER -改めて水道インフラを考える。

水は命の源であり、地域のインフラの根幹です。
この水道インフラについて、ずっと考え続けてきました。

9月3日か4日まで、長野県上田市での緩速濾過ー生物浄化法のセミナーに参加しました。
NPO地域水道支援センターの主催。理事長の中本先生は、その道の第一人者であり、全国の緩速濾過方式の浄水場の再評価をし、更にその管理方法について様々な提言をしておられます。上田市の染屋
浄水場は先生のまさにフィールドであり、実際にここを通じて様々な実験をおこなった成果を伺うことができました。
上田市では染屋浄水場と石船浄水場の二つで10万人の給水人口に対応しています。給水戸数4120戸。1日平均34000トンの水を供給を2つの緩速濾過浄水場でおこなっています。

浄水場にいってみると池があり、1日3〜4メートルの速度で砂を漉す方式で濾過がおこなわれています。中本先生曰くその中で、多様な微生物が水の中の様々な菌や毒素を食べ、とても安定した飲料水を作り上げていくということで、先生は緩速濾過というよりも生物浄化法として改めて発信をしています。
その方式は、特に発展途上国への水浄化システムの支援として評価され、今般のセミナーでもサモアでの支援策が発表されていました。

急速濾過方式のように薬品を使わないので、余計な維持管理費用が発生しない。更に膜濾過のように効果ではなくカートリッジを買い求める必要もない。ということで、コスト面からも更に維持管理が容易ということでも、実際の現場で最も喜ばれているのは、生物浄化の浄水施設と伺いました。

さて、山形県の村山広域水道の断水事件は全国の水道関係者に衝撃を与えており、今回あつまった方々も大変興味を持っておられました。高濁度の原水処理に浄水場が追いつかなくて結果断水に至ったという問題。全国に普及している急速濾過方式の浄水場の脆弱さを見せつけた事件のように思えます。

断水事件が起きたとき、私は原水の源である寒河江ダム周辺、また、その下流域の支川などを写真を撮りながら踏査しました。至る所で土砂崩れがあり、その土砂がダム湖に流れ、濁水となっており、少し多めの雨が降るとその濁度がぐっとあがるような状況が続いていました。

8月補正予算では、濁度対策の補正が組まれ、それについては承認をしましたが、これは対処療法でしかないことをお伝えしたいと思います。補正では、薬品をより多量に入れるためにポンプを数台増設するということでした。薬品を多量に入れた場合、凝集物(フロック)がより多く発生し、その除去についても処理が通常のように除去できず、沈殿槽にあふれたり等するとのこと。ここについての対策は未だ不鮮明のようでした。

更に、、、次に続く。
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by stern888 | 2013-09-06 08:43 |

SLOW WATER -改めて水道インフラを考える。

水は命の源であり、地域のインフラの根幹です。
この水道インフラについて
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by stern888 | 2013-09-05 11:25 |

最上小国川 赤倉温泉地域の治水方策への考察。

赤倉温泉地域の治水について
山形県議会議員 草島進一

小国川の治水が必要な箇所である赤倉温泉地域の河川縦断図をみて、実に不自然だと桑原英夫 元山形大学教授(水文学)は指摘した。(図1)
固定堰や床止めによって、不自然に土砂が堆積している。という指摘である。
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県が温泉旅館「あべ旅館」の温泉の維持のためにつくったと思料される
堰、床止めによって、土砂が堆積し河床が上昇している。洪水被害の場所は、この河床上昇付近に集中している。(図2)
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つまり、県が自らつくった河川構造物により、川を危険にしている。流域住民の証言によれば、「昔はもっと川底が深く、ボートを浮かべたり、親子で泳ぐことができた。」とのことだった。更に、旅館のお湯のために川に堰をつくるのは常態化していたが、以前はその堰は木造で洪水のたびに流されていた。堰をコンクリートでつくったために、土砂堆積と河床上昇をともない水害が発生するようになった。との証言もある(高島氏)


山形県作成の縦断図でも大熊孝新潟大学教授は「36.7kmあたりから37.3kmあたりまで、河床が高くなっている。これは36.7kmあたりの床止めの影響だと思います。この床止めを取れば、河床が平滑化して、洪水位も下がるのではないかと思います。」と指摘している。
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 双方の研究者の指摘から、県がつくった構造物(堰、床止め)(図4)で河床上昇させていることは明らかだとわかった。
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(県がつくったと認めた堰から上部にかけて土砂堆積している。)

 これを除去することで河床を下げることができ、河道の流下能力を下げることができる。

県は、「河道掘削すると温泉の湯脈に影響を与えるので、河道掘削できない」と主張し続けてきた。しかし、それは県が温泉調査を依頼した川辺教授により完全に否定された。川辺教授は、そもそも県の調査は「温泉調査」が目的で河床掘削できるか否かが目的ではなかった。調査員3名が確認したのは温泉と川の水位が関連しているということのみで、工事期間の補償を含めた影響を除去する対策の検討は十分におこなわれなかった。そして、「『工事が温泉宿の湯船のお湯に影響を与える』から河川改修はできない」は、単に県がダムを優先するために創作した推論をおこなったものであることが論証された。
 河川を掘削しても,対策をきちんととれば問題ないことや、現在も河川水と温泉水が混合して湯船に流れ込んでいるシステムで現在の温泉宿の湯船に流れ込むお湯は成り立っていること。
 さらに、現状では河川の増水や渇水で温泉の利用ができなくなる状態であるが、河川掘削工事に伴ってより効率的な混合システムをつくることによって安定的にお湯を供給できるようになることや、更に、河床掘削による河川改修は温泉宿のお湯の確保の点でも有利になることを、川辺教授は論証した。
 
● 治水方策として優先されるべきこと。
1)現状で水害要因をつくりだしていると思料される落差工、床止めを除去し、河床掘削すること。
2)一軒の旅館(阿部旅館)について、湯量を維持する工作をおこない、影響がないように配慮し工事すること。
3)県は、河川水と関係のない「内水被害」で浸水していた箇所を殊更に強調してダム建設の理由に利用していた傾向があるが、この解消策は河床掘削で河床を下げることである。
4)温泉排水などの垂れ流しを止めること。

等をおこない、清流に面した美しい温泉街を再生しつつおこなう「まちづくり治水」こそ有効な治水対策である。

小国川流域で人口が密集する瀨見温泉地域、月館地域は、1/50確率の治水が完成している。赤倉温泉地域でこうした河川改修に伴う治水対策をおこなうことによって、人命を守る治水を叶えることができる。

河川改修を下流からおこなわねばならないので、河川改修で72年かかると検証の場で論じられていたが、通常の河川整備も暫定確率を設けて段階的に整備するのが通常である。「検証」の場において、ダムが有利と言いたいがために、全ての河道(つまり農地など)についても人家と同様の1/50確率の治水対策を下流からおこない、堤防内から水が逃がさないのが当然というような主張がおこなわれていたが、総合治水管理の流れからいえば一昔前の治水対策である。ゲリラ豪雨が広範囲で降る傾向がある近年、(今年9月の和歌山の豪雨災害がよい事例)、遊水池や田んぼダムなど、流域の氾濫原対策を加味するなどの方策を考慮に入れるべきである。
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by stern888 | 2011-12-02 08:15 |

七窪の冠水は深刻。農林水産委員会視察

昨日まで、農林水産委員会の委員会視察をおこなっておりました。
最上では鮭川村オークファームでなめこの工場を視察。その後、大蔵村で「大蔵トマト」「大蔵わさび」の取り組みを視察し、肘折温泉へ。東北のモスバーガーのトマトを全て生産している良質の大蔵トマト、それから、軽石の地質を活かしたわさび栽培はすばらしい取り組みだと感じました。
 小さな村だからこそできることがある。と美しい村連合に加盟している大蔵村。視察中歓待を受け、肘折に顔を出された後には、村民との座談会にいらっしゃった(全集落をほぼお一人で廻り、いただいた意見を公開し、取り組まれているとのこと)加藤村長の熱意に感服いたしました。肘折温泉、毎朝6時〜7時半までおこなわれている朝市はすばらしかった。旬の天然なめこ、沢もだしが並んでました。
 13日は関川地区の地滑り防止対策の現場を視察。その後、しな織りセンターに立ち寄った後、鼠ヶ関漁協 衛生管理型荷さばき施設視察。全国で後継者問題がある中、ここは40歳代以下の青年部40名と、とてもがんばっていらっしゃることを伺えました。ハセップの取り組みなど今後も期待がもてました。その後、西郷北部地域の県営ほ場整備事業視察。かなり大規模な基盤整備。地元の齋藤元議員らが愛してやまない、平地の水芭蕉の湿地、西茨湿原の保全、日本海様相のハンノキ、ミドリシジミ、http://www.kagakunavi.jp/library/show/71 などをぜひ活かしてほしいと一言伝えました。
 その後、七窪の冠水地域視察。改めて現場で深刻さを感じました。夏の冠水。それもこんなに長期の冠水はこれまでなかった事です。80件ほどの農家の方が対象とのこと。緊急措置から中長期的な課題解決のための調査まで、これは国、県、市、力を合わせてなんとかしないといけない問題と改めて感じました。
 14日はやまがたの木乾燥センターでバイオマスボイラーと高周波の乾燥機、モルダーなどの視察。切り捨て間伐の有効利用などを含め、庄内一円の林業、製材関係者が共同利用できる施設。
杉を構造材として利活用するための施設として大いに評価したい。今後、高周波乾燥の電気代が課題とか。バイオマス発電装置などが今後の課題か。

 以上、今回の視察の内容です、特に七窪の冠水被害は深刻です。短期的な応急対応も必要と思いますが、地下水のメカニズムと水収支の関係をきちんと調査することが求められていると考えます。私も知り合いの研究者の方々に対処法など諸々伺ってみます。


 
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by stern888 | 2011-10-15 04:24 |

広域水道事業について

2 広域水道事業について(企業管理者)

2001年10月20日、鶴岡市民にとっては忘れられない日であります。昭和8年から鶴岡市民が慣れ親しんできた地下水100%の水道水原がダムの水源に切り替えられた日であります。今年、丁度あれから10年になります。改めて月山ダムに伴う庄内南部広域水道事業について検証します。

(1)水道料金について
まず水道料金についてです。
平成22年の山形県の市町村の水道料金平均は10㎥では全国で最も高く2,099円と日本水道協会の統計資料にあります。以前、鶴岡はその中では安価な方でしたが、水道料金はダム水移行後、最大で切り替え以前の1.85倍 約2倍になりました。
 計画の際、ダム建設工事費は780億円でしたが、完成時には1,687億円になりました。その金額が上乗せになったことと、庄内南部広域水道事業の算定の基準となる計画給水量として定めた基本水量10万9千700トンが当時の水使用量と大きく乖離していたこと、つまり水需要予測の失敗のツケが、値段の高騰につながったと考えます。

 2001年切り替え当時、県は私が提出した公開質問状に、この乖離について
「計画給水量は、将来の安定供給を踏まえて、長期的な観点から計画された」と、あたかも将来的にはそれを満たすかのように応えていました。
 しかし現状、鶴岡市地域は、年約1,000人ずつ人口減少する時代となりました。そして、水使用量は平成 6 年度をピークに結局この17年間減少傾向であります。この減少傾向は更に続き、給水量の増加は見込めない状況と鶴岡市水道ビジョンにも実際に記載されています。

庄内南部地域の水の使用量は、20年度で約5万トン。基本水量の46%にしか当たりません。
 使用水量では、例えば20年の年間の実際の使用量と料金算定根拠の責任水量とで127万トンの差が発生しています。その分の水代、年間約2,150万円は実際に自治体は使っていないのに県に料金を支払っていることになります。
 人口が右肩上がりの時代にはスケールメリットがあると思われた広域水道事業ですが、人口減少に転じた今、大きな矛盾が生じています。
この事業ですが、今は末端の市町村の水道料金でつじつま合わせをしている状況ですが、「広域水道事業という制度」そのものがもうすでに破綻しているのではないでしょうか? 
であれば今後、県はどのように見直しをしていくのか、見直すとすれば、県の責任として受水費用の見直しだけではなく、「基本水量」の見直しにも踏み込むべきだと考えますが、企業管理者のお考えをうかがいます。





(2)水質の確保について
次に水質について。うかがいます。
広域水道への水源切り替え後、発ガン性物質 総トリハロメタンの値は、最高値で平成19年度0.062mg/lと、基準値内ではあるものの、以前の地下水源の23.8倍になりました。今は若干改善されましたが、それでも地下水の5倍であります。

この夏、路上での意識調査などをおこない、市民の声を集めました。
切り替え以前は、「ダムの水も十分においしいはず」と当時の市長は説明していましたが、総サンプル488人中367人、75.2%の方が水質が悪化した。水がまずくなったと答えています。

 実際の声として浄水器をつけたり、スーパーの自販機で水を求めたり、飲み水として生で飲まないという水道離れを強いています。
また、地下水では年間13度前後で安定していた水温が、切り替え直後から 冬2度、夏20度以上と不安定になり、光熱費が余分にかかっているという声もいただきました。

結局、住民は水質の悪化、水温の変化にともない、水道料金高騰の他に2重3重の負担をしているのであります。
 当初計画で、鶴岡市水道では1万トンの地下水の自己水をブレンドして供給する予定でした。今、一滴も地下水がはいっていません。見直しの際には、水質の面でメリットがある地下水のブレンドを認め、住民ニーズを叶える水道供給に努めて欲しいと考えますが、企業管理者の見解をお尋ねします。





●企業
私のほうからは、広域水道の事業につきまして、2点お応えさせていただきます。
まず、水道料金についてでございますが、本県の広域水道につきましては、
安全な水道水を安定的に供給しますとともに、効率的な事業運営につとめまして、水道料金は、実施しています、23の中で、安いほうから8番目ということであります。
 庄内の広域水道につきましては、平成20年4月に、地元からの水道事業のの統一、あるいは料金の低廉に関する要望を踏まえまして、運営費用などの
経費節減をはかり、23.9% の引き下げを実施したところであります。そしてあわせまして、責任水量の見直しをおこないまして、受水団体の;
負担軽減をはかってまいったところでございます。今後におきましても、人口減少にともなう、給水量の減少が懸念されますが、お尋ねの基本水量の見直しにつきましては、原価主義を原則とする公営企業におきまして、事業の根幹に影響を与えかねないものでありますので、見直しは、難しいものと考えているところでございます。
企業局としましては、県および、市町村の水道事業が将来にわたって、安定的に役割を果たしていけるように、給水量の将来の見通しに加え、施設の耐震化、や老朽化による更新を加味した、中長期的な収支を勘案しまして、料金の水準等について、関係市町村と話し合いながら、様々な角度から検討して参りたいという風に考えているところでございます。

次に水質の確保についてでございます。県民に提供する水道水の水質の確保というものは、極めて重要でございまして、企業局では、水道法にもとづき、浄水場などの水質検査を定期的に実施しておりますが、水質基準の各項目については、良好な値となっているものでございます。特に朝日浄水場における総トリハロメタンにつきましては、平成21年11月から従来の浄水行程を見直しまして、水のにごりを取り除いてから塩素消毒をおこなうこととしまして、対策前の値に比べまして、3割から5割の低減をはかったところでございます。

また、夏場の水温対策としまして、月山ダムの取水深、水をとる位置を下げまして、水温の低い層から取水しまして、できるだけ冷たい水を提供できるようにつとめているところでございます。議員ご指摘の自己水源と広域水道のブレンドにつきましては、関連市町村の判断により実施されるべきものと思っておりますが、企業局としましては、今後におきましても、県民のニーズや市町村の意見も十分に踏まえながら、県民の皆様に安全安心な山形の美味しい水を飲んで頂けるように考えているところでございます。
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by stern888 | 2011-10-04 18:18 |

地下水資源について

3 地下水資源対策について(生活環境部長)

次に、地下水資源と対策についてお尋ねします。
3月11日の福島原発事故で、東京都の水道水から放射性ヨウ素210ベクレルを検出し、首都圏のスーパーでは、ペットボトル水の品切れ続出が続く「水パニック」がおこりました。「今、放射能汚染で汚染されにくい地下水の水源が見直されています。
県内の地下水資源としては山形、米沢 そして鶴岡の赤川扇状地の地下水盆、の3つが、学会でも認められている良質の地下水盆であります。

 鶴岡市の赤川扇状地の地下水資源について、改めて紹介しますが、昭和52年から3年にわたり、地下水研究の第一人者である東海大学の柴崎達雄先生らにより、約90本の井戸データを使い当時最先端の技術で地下水源の調査がおこなわれ、「赤川水系の扇状地一帯は、地下水を含む能力が非常に高く、循環の速度も速い。赤川扇状地の地下水は日量25万トンの持続性補給力があり、日量5万7千トン程度は十分に取水可能」と報告されています。

現在、水源地周辺にはミネラルウォーターの工場があり、工業団地には大手半導体メーカーが立地しています。冬になると道路、駐車場などの消雪水として大量に揚水されています。しかしどの企業がいくら揚水しているかわからない、まさに秩序のない状況が続いています。
 県は、県条例で、山形、米沢の地下水の管理はされてきましたが、全国有数の地下水資源と評価されていた赤川扇状地の地下水については、無策のままでありました。
今、まさに新たなニーズに応えた秩序化が必要と考えます。
 
鶴岡市は、今「食の都」の施策としてユネスコ創造都市ネットワーク食文化部門への加盟を目指しているところであります。


集落の誕生からずっと使い続けてきた、おいしい地下水の恵みは、鶴岡の食文化を支えてきた重要な要素であり、今後も持続的に活用すべきものと考えます。
 まずは赤川扇状地の地下水資源を山形県の宝として認識し直し。地下水を公水としてとらえ、利用者に揚水量の届け出を義務づけるなどして「水収支」を把握する。

県の水資源政策として、一歩進んだ地下水政策を提案いたしますが、生活環境部長の見解をおたずねします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●佐藤生活環境部長

最初に地下水資源対策についてでございます。

本県には庄内南部地域をはじめ、各地域に豊かな自然に支えられた地下水資源があり、県民の生活や産業を支える貴重な資源であると認識をしておりまして、過剰な揚水による著しい地下水の低下や地盤沈下などの問題を引き起こさないように適正な採取により保全していくことが重要であると考えております。
こうしたことから、県では、地下水位と地盤沈下の状況を把握するために、県内各地域で地下水37地点、地盤沈下変動量5地点の観測をおこなっており、赤川洗浄地に位置する鶴岡市においても地下水3地点、地盤沈下1地点の観測をおこなっております。近年、地下水位の変動はみられず、地盤沈下においても、環境省公表基準の年間20ミリ以上の沈下はみられない状況になっております。
また、昭和40年代から、著しい地盤沈下が見られた山形地域と米沢地域とを、山形県地下水採取の適正化に関する条例にもとづく、地下水採取適正化地域に指定をおこない、揚水量などの事前の 更に庄内南部地域を含む県内7地域に地下水利用対策協議会が設置され、それぞれの地域の特性にあわせて、地下水適正利用対策や啓発活動等が実施されておりますので、今後とも協議会と連携をして取り組みを推進して参ります。
 昨年県内で外国資本等による森林買収など、地下水への影響が懸念される事例が発生したところであります。地下水への規制は、財産権の制限という難しい課題を含みますが、このたび、尾花沢市がケンカに先駆けて、水環境保全条例を制定するなど、県内市町村の関心も高まっておりますので、県としましても、関係市町村とともに地下水資源の保全確保について、検討を進めて参ります。
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by stern888 | 2011-10-04 18:10 |

一般質問3 広域水道事業について

2 広域水道事業について(企業管理者)

2001年10月20日、鶴岡市民にとっては忘れられない日であります。昭和8年から鶴岡市民が慣れ親しんできた地下水100%の水道水原がダムの水源に切り替えられた日であります。今年、丁度あれから10年になります。改めて月山ダムに伴う庄内南部広域水道事業について検証します。

(1)水道料金について
まず水道料金についてです。
平成22年の山形県の市町村の水道料金平均は10㎥では全国で最も高く2,099円と日本水道協会の統計資料にあります。以前、鶴岡はその中では安価な方でしたが、水道料金はダム水移行後、最大で切り替え以前の1.85倍 約2倍になりました。
 計画の際、ダム建設工事費は780億円でしたが、完成時には1,687億円になりました。その金額が上乗せになったことと、庄内南部広域水道事業の算定の基準となる計画給水量として定めた基本水量10万9千700トンが当時の水使用量と大きく乖離していたこと、つまり水需要予測の失敗のツケが、値段の高騰につながったと考えます。

 2001年切り替え当時、県は私が提出した公開質問状に、この乖離について
「計画給水量は、将来の安定供給を踏まえて、長期的な観点から計画された」と、あたかも将来的にはそれを満たすかのように応えていました。
 しかし現状、鶴岡市地域は、年約1,000人ずつ人口減少する時代となりました。そして、水使用量は平成 6 年度をピークに結局この17年間減少傾向であります。この減少傾向は更に続き、給水量の増加は見込めない状況と鶴岡市水道ビジョンにも実際に記載されています。

庄内南部地域の水の使用量は、20年度で約5万トン。基本水量の46%にしか当たりません。
 使用水量では、例えば20年の年間の実際の使用量と料金算定根拠の責任水量とで127万トンの差が発生しています。その分の水代、年間約2,150万円は実際に自治体は使っていないのに県に料金を支払っていることになります。
 人口が右肩上がりの時代にはスケールメリットがあると思われた広域水道事業ですが、人口減少に転じた今、大きな矛盾が生じています。
この事業ですが、今は末端の市町村の水道料金でつじつま合わせをしている状況ですが、「広域水道事業という制度」そのものがもうすでに破綻しているのではないでしょうか? 
であれば今後、県はどのように見直しをしていくのか、見直すとすれば、県の責任として受水費用の見直しだけではなく、「基本水量」の見直しにも踏み込むべきだと考えますが、企業管理者のお考えをうかがいます。





(2)水質の確保について
次に水質について。うかがいます。
広域水道への水源切り替え後、発ガン性物質 総トリハロメタンの値は、最高値で平成19年度0.062mg/lと、基準値内ではあるものの、以前の地下水源の23.8倍になりました。今は若干改善されましたが、それでも地下水の5倍であります。

この夏、路上での意識調査などをおこない、市民の声を集めました。
切り替え以前は、「ダムの水も十分においしいはず」と当時の市長は説明していましたが、総サンプル488人中367人、75.2%の方が水質が悪化した。水がまずくなったと答えています。

 実際の声として浄水器をつけたり、スーパーの自販機で水を求めたり、飲み水として生で飲まないという水道離れを強いています。
また、地下水では年間13度前後で安定していた水温が、切り替え直後から 冬2度、夏20度以上と不安定になり、光熱費が余分にかかっているという声もいただきました。

結局、住民は水質の悪化、水温の変化にともない、水道料金高騰の他に2重3重の負担をしているのであります。
 当初計画で、鶴岡市水道では1万トンの地下水の自己水をブレンドして供給する予定でした。今、一滴も地下水がはいっていません。見直しの際には、水質の面でメリットがある地下水のブレンドを認め、住民ニーズを叶える水道供給に努めて欲しいと考えますが、企業管理者の見解をお尋ねします。

●企業管理者


●企業
私のほうからは、広域水道の事業につきまして、2点お応えさせていただきます。
まず、水道料金についてでございますが、本県の広域水道につきましては、
安全な水道水を安定的に供給しますとともに、効率的な事業運営につとめまして、水道料金は、実施しています、23の中で、安いほうから8番目ということであります。
 庄内の広域水道につきましては、平成20年4月に、地元からの水道事業のの統一、あるいは料金の低廉に関する要望を踏まえまして、運営費用などの
経費節減をはかり、23.9% の引き下げを実施したところであります。そしてあわせまして、責任水量の見直しをおこないまして、受水団体の;
負担軽減をはかってまいったところでございます。今後におきましても、人口減少にともなう、給水量の減少が懸念されますが、お尋ねの基本水量の見直しにつきましては、原価主義を原則とする公営企業におきまして、事業の根幹に影響を与えかねないものでありますので、見直しは、難しいものと考えているところでございます。
企業局としましては、県および、市町村の水道事業が将来にわたって、安定的に役割を果たしていけるように、給水量の将来の見通しに加え、施設の耐震化、や老朽化による更新を加味した、中長期的な収支を勘案しまして、料金の水準等について、関係市町村と話し合いながら、様々な角度から検討して参りたいという風に考えているところでございます。

次に水質の確保についてでございます。県民に提供する水道水の水質の確保というものは、極めて重要でございまして、企業局では、水道法にもとづき、浄水場などの水質検査を定期的に実施しておりますが、水質基準の各項目については、良好な値となっているものでございます。特に朝日浄水場における総トリハロメタンにつきましては、平成21年11月から従来の浄水行程を見直しまして、水のにごりを取り除いてから塩素消毒をおこなうこととしまして、対策前の値に比べまして、3割から5割の低減をはかったところでございます。

また、夏場の水温対策としまして、月山ダムの取水深、水をとる位置を下げまして、水温の低い層から取水しまして、できるだけ冷たい水を提供できるようにつとめているところでございます。議員ご指摘の自己水源と広域水道のブレンドにつきましては、関連市町村の判断により実施されるべきものと思っておりますが、企業局としましては、今後におきましても、県民のニーズや市町村の意見も十分に踏まえながら、県民の皆様に安全安心な山形の美味しい水を飲んで頂けるように考えているところでございます。
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by stern888 | 2011-10-04 17:17 |

鶴岡の水博士 桑原先生 の1999当時の水問題まとめ

2000年、鶴岡水道住民投票運動をご一緒した桑原先生のコラム。
広域水道事業の策定の歴史と10年前すでに抱えている矛盾を見ることができる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  「足るを知る」話

 -鶴岡市水道の地下水源を守るために-

    環境カウンセラー  桑原 英夫

 1980年9月に、鶴岡市議会が承認した「庄内地域広域的水道整備計画」は、「目標年度昭和80年」の鶴岡市の計画給水人口は115,420人、計画1日最大給水量は82,602 m3として立てられています。82,602 m3のうち、10,000 m3は既存の地下水源で賄い、残り72,602 m3を赤川ダムに頼るというものです。
 その後、「社会経済動向の変化に対応し、給水人口、給水量などを全面的に見直す」として、1985年に「計画変更」が行われました。その内容は、数字がゴチャゴチャといじられていて、私には十分に理解できません。分かったのは、「赤川」から「月山」へダムの名前が変わったこと、しかし、ダムに頼る水量は変わっていないことです。まさに、「始めにダムありき」なのです。
 その後とも、どこがどうなっているのか、数字的のことはよく分かりませんが、一昨年の水道料金の値上げを前にした『広報つるおか(1998.6.1)』に、「今の広域水道の計画では、鶴岡市が広域水道から受水する水を平成22年で1日最大72,602 m3、1日平均50,821 m3と予想しています」とあります。また、1996年から始まった鶴岡市水道の「第4期拡張事業」の「目標年度平成22年」での数字は、計画給水人口106,400人、計画1日最大給水量72,700 m3となっています。そして、「地下水」は、どこに消えたか、潜ったか、分かりません。

 ところで、鶴岡市水道の給水人口は、1990年代に入って完全に横ばいです。給水量も、ほぼ横ばいですが、1994~96年ころをピークにして、減少傾向が現れてきました。
 先に挙げた、『広報つるおか』所載の数字、「1日最大72,602 m3、1日平均50,821 m3」を1人1日給水量に換算すると、2010年に、給水人口が計画通り106,400人に増えたとしても、最大給水量682l、平均給水量478lです。現在のままならば、最大726l、平均508lです。人口が減少すれば、さらに多くなります。こんなにたくさんの水が要るのでしょうか。

 昔、「水道の使用量は文化のバロメーター」という言葉がありました。この度、『平成9年度水道統計』を調べて驚きました。鶴岡市の1人1日当たりの給水量が、東京都のそれを上回っているのです。平均給水量でいえば、鶴岡市428l、東京都415lです。先の言葉に従えば、鶴岡市民の文化度は東京都民のそれを抜いているのです。
 でも、何か空しい気がしませんか。「消費は美徳」という時代は終わったのです。今や、量より質が問われる時代なのです。
 20年余り前から「渇水都市」の名で呼ばれる福岡市の市民は、306lの水で九州一の大都会を支えています。
 早くから「村山広域水道」からの給水を受け、県内で一番高い水道料金を払わせられている村山市民は、312lで暮らしています。
 さらに、東京都営水道への移行を拒み、鶴岡市と同じように「100%地下水」を守っている東京都昭島市(人口10万8千人)は、372lで「おいしい水」を誇っています。
 鶴岡市民にも、できないわけがありません。現在の水道使用量を少し減らすこと。それが、掛け替えのない「おいしい地下水」を守る第一の要件です。
 いま、鶴岡市民にとって必要なことは「足るを知る」ことです。
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by stern888 | 2011-09-20 05:18 |

1999年、鶴岡の水道問題の市議会での初質問ー再掲載

□9月27日の山形県議会での質問を前に、鶴岡市議会で10年取り組んできた鶴岡の水道問題について、一般質問での質疑を再掲載していきます。99年当初の議会より、人口減少時代へ突入する日本社会にともなう転換を投げかけておりました。また水質の事では、トリハロメタンの問題について触れ、議事進行がかかり、初っぱなからもめることに、、、。
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一般質問:庄内南部広域水道計画の現状と今後の措置について

                            草島進一 

                        1999年6月 16日

議会制民主主義に基づき、鶴岡市民2968名の志の代表として質問いたします。

 庄内南部広域水道計画は、月山ダムの堤体工事が9月にほぼ完成する予定であり、また、広域水道の導水管も90%が完成していると聞いております。計画は、給水の開始に向けて着々と進んでいるといっていいでしょう。しかしながら、今、この計画が実現されるにあたって2つの重大な問題が、われわれ市民の前に立ちはだかっております。一つは言うまでもなく、今後長年にわたって非常に大幅な水道料金の値上がりを余儀なくされることであります。

もうひとつは、これまで慣れ親しみ大切にしてきた地下水からの水道用水がダムからの表流水にかわることによっての、水質、安全性、味の面での大きな変化の問題であります。

1、今後の水道料金の値上げについて

 まず、水道料金の大幅値上げに関する問題について問うてみたいと思います。

鶴岡市の水道事業経営にとって現在、もっとも切実な懸案となっているのは、予定どおり行けば2年後に迫った平成13年度から始まる広域水道からの受水にともなう費用をどうまかなうか、ということであります。 

 市水道部が平成9年度に「水道料金協議会」に出した資料によりますと、平成13年度の受水費の総額は、24億4476万円と試算されております。その前年までまったくゼロであった経費が一気に24億円以上も激増するという、たいへんな事態が起ころうとしています。しかも、この負担額は、平成13年度一年こっきりのことではなくて、平成14年度も15年度も、それ以降毎年毎年、ずっと将来にわたってかかってくる経費なのであります。

 現在、鶴岡市水道の年収はほぼ20億円です。これに対して維持費用、受水費併せて約45億円。24億円余りの新たな負担が今後ずっとかかってくることが明らかですから、このまま行けば当然のことながら、水道会計は毎年数十億円の赤字を積み上げてゆき、近いうちに経営破綻に追い込まれることは必須です。

そこで市水道部としては、「水道料金協議会」にはかり、まずは第一弾として昨年平成10年10月から平均30%の値上げの承認してもらう答申を得て、実際に、市民の水道負担は重くなりました。

現状、県からの受水費が明快に提示されておらず、水道料金の試算については、村山広域水道をもとに算出されていますが、それによると、値上げ前の2.5倍、平均家庭で使う水量20mlで2037円だったのが5092円になります。鶴岡市の平均水量の23mlだと、2285円だったのが、5712円。この値はほぼ全国トップクラスというべき水道料金負担です。

2、広域水道の人口・水需要計画について

 水道料金協議会は、平成10年度1月に富塚市長に出した答申の中で、次のように述べています。諮問された49.53%という改定率についてですが、「市民生活への影響が大きく、また、受水前の改訂でもあり市民の理解を得ることが困難であると思料されることから、改定にあたっては市民生活及び低所得者層等へ及ぼす影響を十分に考慮し、水道財政の維持を損なわないことを考慮しつつ、35%以下に抑えるべきである」というものです。

 実に、水道料金の値上げというものは、市民の生活への影響が多大であります。第1弾の値上げを35%以下に抑えたからといって、その後の市民負担が減るどころか、かえって後の負担増が大きくなるわけです。たいへん残念なことですが、鶴岡市民は今、水道料金に関してたいへん過酷な負担を新たに背負わされようとしていることだけは事実であります

では、なぜ市民にこのような過酷な負担を強いなければならない事態におちいってしまったのでしょうか。「庄内南部広域水道計画」の中身について点検したいと思います。

 

当計画は、昭和55年に県によって策定され、鶴岡市も55年の市議会でこれに参加することを決定しました。厚生省の認可も受けたこの広域水道事業計画の目標年は、平成17年、西暦2005年です。当初その時点での鶴岡市の給水人口は、11万5420人と見積もられています。その後、昭和60年に一度修正され、計画給水人口11万人とされています。

現在、鶴岡市の人口は10万549名人です。ここ数年、人口は10万人代をほぼ横這いの傾向をたどっています。

 計画策定よりずっと前の昭和40年(1965年)ごろは、どうだったでしょうか。

9万5000人台です。ということは、この30数年間で鶴岡市の人口は、4000人から多くて5000人しか増えていないのです。

 さて、この先はどうでしょうか。厚生省の人口動態予測をごらん下さい。全国の(グラフを提示)人口は、2007年にピークを迎え、年間60万人づつ人口が減少するということです。また、この青色のグラフは山形県なのですが、山形県の人口、約125万人の人口は、なんと、ピークが昭和25年だそうで、それからほぼ横這い。そして、95年からは、年間4000人あまりづつ、減少の傾向にあります。

 このような全体的な傾向と、鶴岡市のこれまでの人口推移からみて、今後の鶴岡市の人口は、減ることはあっても11万人台に到達することは考えられません。仮に現状を維持できたとしても、広域水道計画だと給水人口が1万人余り、過大予測となるのではないでしょうか。

 

○計画給水量はどうでしょうか。一日最大給水量が7万2602トンと設定されています。これはいったいどれくらいの量かと言いますと、現在、鶴岡市の1日最大使用実績が多めの平成8年で5万3301トンです。1日ざっと2万トンもの水を、今よりも多く保有する勘定になります。2万トンの水の量というのは、現在平均的に鶴岡市で使っている1日の水量の半分弱にあたります。言ってみれば、この広域水道計画は、これまでの1・5倍もの水量をまったく新規に確保する、どう考えてみても過大な計画だといえましょう。

また、料金制度が、使用量制ではなく、いくら使っても料金は一定という責任水量制をとり、その基礎数値としてこの7万2602トンが使われておりますのでなおさら問題です。

 最も過大な見積もりとして指摘できるのが、1人1日あたり最大給水量673リットルという数字です。これは、全国的にみてもあり得ないことで、東京都でさえ500リットルそこそこですから、いかに異常な数字であるかということです。これは各家庭、水を新しく変えたお風呂にもう一回ずつはいらないといけないぐらいとんでもない数字です。

私が何を言いたいかと申しますと、このように庄内内部広域水道計画そのものが、どの要素一つとってみても、いかに過大な計画であるかということであります。

次に水質の変化について指摘します。

ダムの表流水、それも月山ダムの場合、薬品を多量に使用する急速濾過という方式をとるわけですが、その水は、地下水とは水質が明かに異なります。

表流水は、大気と接しているわけですから、浮遊物質や細菌、有機物質が含まれますので、それを除去するために、凝集剤として、ポリ塩化アルミニウム、凝集補助剤としてカセイソーダ(水酸化ナトリウム)、そして消毒としてジ亜塩素酸ソーダが加えられます。

表流水源水は、一般に有機物が多く、梵字川も地下水1.1mg/lに対し、その約5倍である4.9mg/l含まれます。(平成10年6月16日)

ここで問題なのは、ジア塩素酸ソーダの処理過程で、この有機物と塩素イオンが結合し、世界中で発ガン性物質と認知されているトリハロメタン類を発生することであります。

月山ダムのケースとほぼ同じ規模で、同一の濾過方法をおこなっている村山広域水道浄水(平成10年度)と、鶴岡市水道浄水(平成9年度)を比べると、総トリハロメタン値、で鶴岡市水道が0.0002~0.0015mg/lなのに対し、村山広域水道では平均で0.0128mg/lと、一ケタ多いのです。つまり、10倍から60倍多いということです。

水道水として最高品質といわれる最もおいしく、安全な地下水が、「薬漬けの危険な水になることは明らかです。」(いいすぎでした!「」部分は後に取り消しました!)

特に、現状の鶴岡の地下水は、きわめて良質な事で知られます。ごらん下さい(ミネラルウォーター「DEWA water」のボトルを見せる)

現に、鶴岡市の水道水とほぼ同様の水源の深井戸170mから業者が採取し、加熱殺菌処理をしている水が出羽三山の名水、デワウォーターなどとして、販売されています。首都圏、関西では、よく売れている水なのだそうです。この水は、硬度が46と中間値で、質が良く、そして価格も1ケ95円と最も安いのだと、担当者は自慢げに話しておりました。

世界的に言われる水資源の常識からいっても、地下水は、降雨などの自然変動にほとんど左右されない安定水源であると同時に、水質変動もほとんどない良質な水源である。ということが言われています。

まとめるとするならば、

この計画は、すべてにおいて右肩あがりの昭和55年の計画のままで建設が進み、現状とはそぐわないものになっています。

この計画が実行されますと、私たちは、日本全国でも地下水の宝庫である、有数のブナ林や万年雪で知られる月山のふところに生活しながら、質のおちる、発ガン性物質のおそれのある水、そして料金は全国でトップクラスの水を飲まなくてはいけなくなります。

料理は水が命といわれています。全国でも旨いものが多いとされるこの鶴岡。お寿司やさんは、うまいしゃり。そば屋、とーふ屋、味を追求するほとんどの飲食店では、水が変わって料金も2.5倍という中で、商売がなりたつのか、みんな心配しています。

都会の喧噪でもまれて田舎に帰ってきて、この水を飲むとほっとする。私自身もそうでした。この「ほっとする」心のやすらぎ。21世紀に価値あることというのは、このような事なのではないでしょうか。この水は鶴岡を支える大きな魅力だと思います。

月山、朝日連邦の豊富なブナの森に支えられた地下水は、

日常生活、産業、観光、健康、すべての面からいって、大きな文化財産であり、これを失うことはその総ての面で大きな損失です。

また、私も震災後の神戸の現地で、完全に広域水道が壊滅的で使いモノにならなかった時、びくともしない宮水などの地下水が大いに機能することを体験しましたが、大きなパイプラインに頼らざるを得ない広域水道に比べ、地下水による水道水は大きな災害対策でもあります。

私たちの代でこの水を失うことは、これまでこの文化を受け継いでこられた先人たちに恥ずべき事だし、良質な地下水とのつながりを絶たれ、過大投資のツケを払わされる未来のこども達にとって、本当に申し訳ないことだと考えます。

私は、このおいしい、安全な鶴岡の水を昔話にしたくありません。

この計画は、過大すぎる水需要を想定した、現在の市諸情勢と全く適応しない、根本から見直しされて当然の計画と私は思います。今のままの人口推移、水需要からすれば、この計画は明かに破綻しています。それに良質な鶴岡の地下水には、今や特別な価値があります。

まずこのような諸事情を踏まえる中で、ダムからの受水をしないことを含めて、この広域水道計画を見直しをするお考えはないのか、市長のご見解をおたずねいたします。

その後、自席にて、追加質問いたしたいと思います。

この後、市長が答えました。

ただいまの諸説をもって立候補された、一番議員のご意見、また改めてお聞きしましたが、またこれからもいろいろと議論は、お聞きをすることになるだろうと思います。結論から申し上げますと、市長の立場において、これは私個人ではなくて、昭和55年に計画を決定して、関連の市町村、並びに、県、国との組織的協議を通じ、民主的に決定した計画でありますので、これを改訂するということは申し上げかねます。変更する気はありません。で、その間、しかし、私どもこの問題について、当時の議事者、行政政治を預かる立場の方々、本当にこの将来の事を考えて、まず地下水は実際に人々の必要とする水量に十分あるだろうか。ま、当然そのころは、私も県の現職にて、地下水の過剰汲み上げ、その地球の尊い水を搾り取るそのことが、果たしていいのだろうか。しかも地下水のかんようというのは、何十年もかかって、わずかずつ、水が蓄積されるそういう地球のメカニズムの中で、無尽蔵に汲み上げていく、ということが、許されるだろうか。というのが、地下水の規制を考えていく、国全体の動きであったはずであります。そして、現実に地下水であっても議員指摘されているような、いい水だけでは、ありません。鉱物の含有地下水、あるいは、有毒の鉱物の地下水も存在する可能性があるわけでありまして、常にどこでも、地下水は、飲料に適当かということではない。たまたま、鶴岡の場合は、この東部のほうに水源がある。ただそれも、地元の地権者のご了解を経て、田圃をお借りして、井戸をとって、そして約束をしながら、供給をしてきているということであります。

まもっぱら、まず、一義的には、市民のみなさんにこれからの事を考えて、本当に安心して水を供給していく社会的な責任を果たすにはどうしたらいいだろうということを真剣に考えてこの55年の計画に踏み込んでいかれたものと思います。

そして、ここ数年前のことでありますけれども、私も終夜、水道部にいって心配しながら監視した冬期間、大寒の時のことを思い出すのでありますが、みるみる貯水池の水が枯渇をする。とうてい高台の方に必要な時に水を供給できる水位を確保できない。いうふうな事で、必死になって、職員は徹夜をしながら、タンクの監視をしながら水の調整をしたのを、私も深夜、見つめていたことを思い出していますけれども、当然、夜は断水をして、自宅には、ある夜間の営業をしている方に、商売ができない。その商売ができないところを、市長は損失を補填すべきである。などという提案をいただきながら、その切なる声も、ごもっともだなあと、いう風にお聞きしながらおりましたけれども、冬も夏もそういう経験を現実に水道部の職員は、なめているわけであります。これから大いに、議論は議論として、やっていただきたいと思いますし、水道料金を安くする。そしてうまい水を確保する。ということは、現行計画の中で、最善の努力をするということを、水道部長は、本日もたとえば、三浦議員に答えているとおりでありますので、ま、その趣旨に沿うて私は、進めていく。かりにこれを、どのような事を議員は期待されているのか、よく存知あげませんけれども、この計画を廃止する。ということになりますと、極論でありますから、いささか問題かもしれませんけれども、国民の立場からすれば、この地域の人のために、税金を供給した、1千なにがしかの内、我々が負担する部分以上に、国民が負担している部分の損失を、どうして保証してくれるのだというような、新たな責務も事務的には、行政的には生じる。そういう責任も念頭におきながら、総合的に、これまでの長い間の民主的手続きを踏んで積み重ねてきたことに対する、配慮も欠かすことなく、しかし、科学的に、客観的に、あなたがいうのが、本当に、学会のレベルにおいて、適切かどうか、私もわかりませんし、ま、その辺は客観的、科学的に、冷静に判断できるような、事も今後、ま、あなたのいろんなご討議の中に水道部もはいるでありましょうから、その辺のことも十分に検討させるということを踏まえつつ、これから対処していきたいと、こう思っております。
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その後、手をあげて、追加質問をしようと思いましたが、議長が水道部長を指名し、水道部長が長時間説明したため時間がアウトとなりました。

それから、「議事進行!」が自民系議員よりかかり、

「発ガン性物質」ということについて、著しく住民に不安を与える恐れがある。とおっしゃり

会議は休会。議会運営委員会がはかられました。

「トリハロメタンが発ガン性物質と世界中で認知」

「危険で薬漬けの水」

「発ガン性物質のおそれのある水」

この3点の箇所について、議論されました。

水道部長が「トリハロメタンは発ガン性物質である」ということを名言。しばし、みなさん納得するも、「しかし日本の基準値は0.1なので、この値ならば健康に害はないとされている」と発言。

「表現がいけない」と主張する方あり。

これを傍聴しながら、「薬漬けで危険」はとりけそうかと、議長に申し入れ、

議会開会後、水道部長が、「トリハロメタンは確かに発ガン性物質として認知されている。しかし、基準値は0.1なので、それ以下ならば、一生飲んでいても健康になんら被害がない」とされているので安心していただきたい。と発言。

1番、草島は、さきほどの発言の中、「薬漬けで危険な水は明か」とは言い過ぎたと思うので、その部分のみの取り消しを求めると発言。

ここでまた議事進行がかかり、。

「発ガン性」という箇所はどうなのかということになり、再び 議会運営会議。

「市民に動揺を与える」などと発言する方あり。

結局、そこの訂正をするのかと私に聞くことになり、別室で、私に質問される。

私は、取り消しをする気はない、が訂正はありうる。しかしながら、この「発ガン性のおそれ」にも様々データを照らし合わせてみたいので、1日待っていただきたいと発言。

結局、いろいろおっしゃる議員もいたが、結局24日の本会議上で、決着をつけることになった。
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by stern888 | 2011-09-19 07:56 |

水道水のアンケート調査中。メールでもOK

今般の県議会報告 に水道と県政へのアンケートを盛り込ませて頂いております。
現在、FAX、郵送などでお送り頂いておりますが、メールでお送り頂いても構いません。

どうぞ、アンケートにお応えください。よろしくお願いします。

鶴岡市民の皆様へ 水道と県政のアンケート 
● 10 年前の2001年の10月に、鶴岡の水道水が地下水100%から、月山ダムの水に切り替わりました。この機会に改めて、鶴岡市民の皆様のご意見を伺いし、9 月の一般質問や、今後の政策に反映させて参ります。皆様の率直な声をお聞かせください。

● お手数ですが、ご記入後FAX26−0038 か 郵送、メールでお送り願います。  
〒997-0837 山形県鶴岡市道田町21-29 草島進一
メール s.kusajima@gmail.com
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1.地下水からダム水に切り替わってから、水道水に変化を感じますか。
□ 味  1)おいしいままだ 2)まずくなった 3)飲むことができない
□ におい 
□ 温度  
□ 色  
□ 水道料金 
□ 全く変化ない。

2.水道水をそのまま 飲んでいますか?
1)そのまま飲んでいる。2)浄水器をつけている 3)沸かして飲んでいる。
4)水道水は飲まないようになった。

3.4)と応えた方は飲み水をどうしていますか、以下お応えください
( 1.ペットボトル水 2.わき水をくみに行く。3.スーパーの自動販売機で水を求める。4.地下水を掘って、その地下水を飲んでいる。
そのほか(                            )

4.県政の課題についてご意見を願います。どうぞご自由に

可能な方は住所、ご氏名をお教え下さい。匿名でも構いません。
住所 鶴岡市 

ご氏名           メール等
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by stern888 | 2011-07-17 09:51 |