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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

カテゴリ:持続可能な社会( 19 )

12月定例会文教公安委員会 「社会性と情動の教育」への質問 他。こころの医療センター院内学級について

12月の文教公安委員会での質疑中、教育部門の質疑について記載します。

「いじめ予防策」としての社会性と情動の教育についての認識を尋ねました。
他、鶴岡のこころの医療センターの開設とともに設置される分教室について
発達障害などの5歳児検診の有効性について
等、尋ねました。


草島
時間も限られておりますので、次教育のところまいります。
まず特別支援教育について、こころの医療センターの分教室について、子供ストレス病連というのが今回こころの医療センターにつくということもあって、そこに入院する児童生徒に義務教育を行う院内学級というのを県立の鶴岡養護学校の分教室として整備することになってます。規模ですとか基本的な方針、またその県教育委員会としての評価、また位置づけについてお伺いしたいと思います。

畠山義務教育課特別支援教育室長
県立こころの医療センター分教室は、鶴岡市の茅原に建設予定のこころの医療センターの病棟の中に・・・し、平成27年度の4月に開校予定でございます。県立こころの医療センターに精神疾患を患って入院している義務教育段階の年齢の患者を対象としまして、義務教育を行うことを目的としてます。
このことについての評価ということでございますけども、なんといいましても学習空白、入院による学習空白を設けずに、義務教育、学習を保証していくことができるということです。2つめは入院中もしっかりと教育を行うことによって、ゼイテキコ?前にテキ?のあった小中学生の教育についてスムーズに行うことができるようになるであろうということ。それから病院の職員の方のみならず、学校の教職員との温かな人との関わりなどを通してこころの成長発達を促すことができるものであろうということ。
それから4つめといたしまして、どのようなときでもしっかりと教育を受けることができたということにしたいのでね、本人自身の安心や自信につながって、子供の人生に大きく・・・というようなことを考えております。
位置づけといたしましては、お話いただいたとおり、県立鶴岡養護学校の分教室という形で設置しております。対象とする障害の種類は病弱という形になります。現在想定しております分教育の概要でございますけども、まず小学部と中学部をおきます。そして最大の・・・する人数は13名、学級数としては3学級を想定しているところでございます。
教育課程といたしましては、小学校、中学校の通常の教育に準ずるもの、つまりほぼ同じものでありまして、学年相応の教科書を使った教科学習が中心となります。主要・・・は・・・があり、・・ます(聞き取り不明)。
対象となる児童受け入れ範囲は県内全域と考えておりますけども、近隣の県からも入院する可能性があると伺っております。

草島
わかりました。有意義な整備だと思いますので、しっかり詰めていただきたいと思います。特別支援教育についてもう一点、先般この委員会で視察をした、早期支援連携事業というのを視察させていただきました。子供の成長記録ですとか生活の様子ですとか、指導内容に関するあらゆる情報を記録して必要に応じて関係機関が共有できる相談支援ファイルというのを幼稚園保育園で作って、それを小学校に受け渡していくという取り組み。
また5歳児の健診というのが、非常に効果をあげているということをお伺いしました。とくに5歳児の健診について、どのように教育長として評価されているかお伺いしたいと思います。

畠山室長
5歳児の健康診断、いわゆる5歳児健診につきましては基本的に健康・・に関わることでございますけども、把握している範囲で申し上げます。
まず本県における実施状況ですけども、幼児期における健診は国によって定められており、一歳児半、三歳児健診、そして六歳のときに行われる就学児健診があります。5歳児健診は国が定められているものに超えて実施という健診でございますので、健診の主体は市町村になります。本県では西川町、舟形町、金山町で実施していることでございます。
内容について伺いますとどの町でもですね、臨床心理士、あるいは医師などが関わって実施しております。健康診断、小児科の診察、子育て相談等を行っているようです。
教育の立場から申し上げる健診のメリットですが、特別支援教育・・・・・・・・・・・・・・・(聞き取り不明)、そこで伝わってることでございますけども
まず一つ目にお子さんの障害について保護者の・・・・・(聞き取り不明)、2つめに早期の気づきによって就学までの支援を、六歳のときに行われる就学児健診よりも一年早く・・・・・・・・・・・・できるということ、それから早期からの対応により・・・・・・・・・・・・就学先の判断決定・・・・があげられております。本年としての見通しというか考え方になりますけども、平成23年度の時点で、全国で実施市町村が全体の市町村の一割程度というような資料もございます。本県における健診・・・健康福祉部・・・・・将来的な研究課題だ・・・・。
実施主体が市町村であること、また市町村ごとに多様な取り組みを行っており、また市町村ごとに様々な課題があると考えられるため、健診を・・ことの有効性必要性、それから・・・どのような形が考えられるかというのは、慎重に考えて・・・というふうに考えてます。

草島
非常に合理的だなと思ったのと、受け入れる学校側としても非常にいいんじゃないかなと思いました。ぜひ、全県に広げていっていい方策なんじゃないかというふうに思うんですが、その辺いかがですか?研究ということですか。次長いかがですか?

次長
今・・・・・西川町、舟形町、金山町ってのは、早期の連携した形で進めているってことで、市町村の判断で進めています。この課題は・・・の方でも教育長の方でも早期の・・小中高の一環の特別支援教育っていうのは非常に大事なことであるということで、今後の大きな課題にはしてます。ただなにせ、例えばさきほど申し上げたように6歳児就学児健診の場合、本来なら市町村で行うんですけど、かなりの数がありますので現時点では学校が行っている人がかなり多いわけですね。例えば山形・・・・ですね。そんなこともあったときにまたこれに5歳児健診が加わったときに市町村の体制・負担というものがかなりのものになるんだなということも予想されますので、さきほども室長が申し上げたとおり、十分研究しながらどういう形で進めていくことが可能なのか十分検討しながら、実施している市町村の成果等も聞きながら進めていきたいなと考えております。

草島
ありがとうございます。是非検討していただきたいと思います。

次にいじめ対策についてお伺いします。今日お配りした資料が関連資料になりますので是非ご覧いただければと思います。文科省が19万8100件、そして県内いじめ件数が576件ということでありました。先日の特別委員会でも新たに条例を作る方針、総合的な対策のための連絡協議会、また調査検討のための第3者機関、また・・から再調整する組織を作るということ、また並行して有識者会議を設けて基本方針の策定を行うということをお伺いしております。積極的に取り組んでいる姿勢が現れていて、条例を作るなど非常に評価するものですけど、私はこの、法律のいじめの防止というところだとか、いろんな機関の設置はわりと対処方策という仕組みが重視するのかなという感じがしてて、予防方策というものをしっかりと充実させていかなきゃいけないんじゃないかと考えております。
この予防方策についてどのように考えておられるかお伺いしたいんですが、時間もないので提言も含めて聞いていきたいと思うんですが、先日の視察の際に「めごたま」でセカンドステップのプログラムを実践されている先生からお伺いしたり、山形大学の宮崎先生にお伺いして、ソーシャルスキルというものですね、相互の理解ですとか問題の解決、また怒りの扱いというものを学ぶ、学問的にいうと社会性と情動の学習というものだそうなんですけど、これがやはり大事なんじゃないかと、これはやはり先生方がしっかり身につけて子供達にきちっと体で学んでいただくということが必要なんじゃないかということを感じております。このソーシャルスキルのトレーニングについては、飯豊町町立の添川小学校で取り組んだという実践の報告もありますし、また品川区では37校ですか、全校で社会性と情動の学習の「セカンドステップ」というプログラムを実践してるということで、年間10時間位のプログラムをカリキュラムにいれて実践してるということなんですけども、まずこうした社会性と情動の学習というものへの認識ですとかその必要性・・このいじめを未然に防止していくとか予防に非常に役に立つものなんじゃないかと受け止めているんですが、どのような認識でおられるか、また県内の実践例など、なんか180人くらいの県内の先生が学んでいらっしゃるとお伺いしているんですけど、そこについての認識などをお伺いしたいと思います。

・・・義務教育課長
今ご紹介のありました社会性と情動の学習という点でございますけど、子供同士の相互の理解であるとか、子供同士の問題の解決、あるいは子供の怒りを抑えていくと、そういうようなところは効果があるのかなというふうにお話を聞いて思ったところであります。
品川の・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(聞き取り不明)。
本件でも、委員からありましたようにこのプログラムを実践している先生方いらっしゃるかと思いますけども、なかなか時間的な扱いとしては、例えば総合的な学習の時間であるとか、あるいは・・・・・とか、そういう中で時間を見つけてこのプログラムをやって効果をあげているというお話を聞いたことがありますけども、教材であるとか、新たに時間を設定するというようなこともありますので、これを普及していくという点については・・・していかなくてはと思っているところでございますが、・・・・・・・・・・(不明)

草島
資料をみていただくと、このグラフの左側が非実践校で、(右側?が)実践校なんですけど、2006年からはじまって2008年ということなんですが、1年後はなかなか効果がでないんですけど、2008年2月に反社会的行動・・が確実に下がっているということで、また資料など共有していきたいと思うんですが、理想系でいうと年間10時間位のプログラムで、1年生2年生に導入するというのがまず一つ、あとはモデル校を指定して導入するというのが一つ、あとは校長先生に向けてぜひこの社会性と情動の学習の意義だとか方策について伝えるというのがもう一つ、あと教育センターのプログラムとしてこのいくつかを採用して出前講座ですとか、独自のカリキュラムを作成するなど、この社会性と情動の学習の研究を充実させるというということが考えうるのかなと思うんですが、以前あの「C改革」、コミュニケーション改革というものを実践されておられたと思うんです。そこの主旨が「社会性と情動」でもあると思ってるんですが、今後のいじめの対策の基本方針みたいなところにもこのソーシャルスキルのトレーニングですとか、こういった社会性と情動の学習をしっかり進めていくということを学校教育でも取り組んでいただきたいと私は思うんですが、次長いかがでしょうか?

あわせて社会教育、生涯学習の面でもこうしたことを取り組んでいくことが重要なんじゃないかと思っています。県民青年の家などでひきこもりの対策としてですね、引きこもりの事業に取り組むNPOと一緒に一つの、1泊しながらの研修だとかいろいろされているようですけど、こういった研修を一つは学校教育の場で、そしてまた社会教育、生涯学習の場としてもこのソーシャルスキルというか、関係性を学んでいく、それも道徳ですと・・・道徳との違いは、実際に行動できるかどうかというところが違うと伺っております。こうしちゃいけないとわかったりというのは道徳でもできるのかもしれませんが、実際にだめだということを行動にきちっとうつしていく、ダメなことをとめるとかそういうことがやはり今求められているものなんじゃないかと思うんですが、ぜひご見解をお伺いしたい。と思います。

中井 教育次長
委員おっしゃるようにですね、コミュニケーション改革のそもそものスタートはですね、前の石坂公成委員長が、いわゆる初等教育コミュニケーションていうのが大事だということで、いわゆる幼児期から小学校の過程で、もともと先生もいじめってことに対して大きな課題を持っていたので、アメリカでは・・・・・そういう人間関係を教えるんだと、そういうことからはじまって山形でもコミュニケーション改革というんで、その取り組みというのは、今までもコミュニケーションを大事にした教育というのは・・・・中で進めて・・でした。とくに幼児期から小学校の低学年ですね、非常に大事だと私も考えています。同時にこのセカンドステップも幼児期から小学校の・・・・・・・・・・、ただアメリカの様々な・・・・研究会からきてるものですけど、この他にもステップとか、親教育のステップとかファーストステップとか、いろんな研究会組織があって、資格とるためにはある程度のお金が必要なんです。そして教材も買わなくちゃならない、正式にいうとその教材を人に貸しちゃだめなんです。というような制限もあって、非常に学校教育の中に取り入れていくにはやはり自治体等が力を入れて、品川のようにやっていかないとなかなかできない、また学校の校長先生とか予算の中でやっていかないといけない。やれば効果があるというのはアメリカでも実地してますし、私の場合学校でも低学年でやっていた経緯もありますので、効果はあるんですけど根付くにはやはりまだまだあるし、いろんな研究会のある中で、これをなぜ選ぶかというのは非常に難しいところありまして、非常にいいことはわかってますけど、県としてはこういうことがあるよということは進めながら各自治体、学校長、教員の判断に任せながら先生の範囲内の・・・・中で進めていく分に関しては非常にいいことだと認識してます。

草島
発達障害の子供とインクルーシブ教育の中で発達障害の子供が発達障害を感じさせないような社会を作っていく、その障害のことも考えてやはり社会自体がワンステップあがっていかないといけない、ソーシャルスキルを身につけていかないといけないということが問われているのかなと思うんです。先生おっしゃるようにですね、さきほどのセカンドステップというのは一つの団体でやっているものなんですけど、例えば広島大の教育学ですとか、山大にもそういう関係の先生いらっしゃいますけど、いろんな地域地域で研究がはじまっていて、既存のものを導入するというのも一つでしょうし、自治体等の協力のもとでやれることと思いますし、あとはライオンズクラブがやっているライオンズクエストというものがあったりとか、80位のプログラムがあると伺っているんですよ。全体総称してこの社会性と情動の学習というそうなんですが、その契機をですね、ぜひ教育委員会サイドでも充実させるような取り組みをやってはいかがかと。やはり体系的に2年みたいな、そういうプログラムを組んでこそ効果があるということですので、ぜひ取り組んでやれたらと思うんですが、お願いしたいと思います。

草島
社会教育の面でもそういうこと大事だと思うんですよ、その辺はいかがでしょうか?

佐藤文化財生涯学習課生涯学習振興室長
いじめ防止のために人と関わる力、コミュニケーション・・学校教育のみならず、広く社会教育でも力を入れていかなきゃいけないという認識はあります。今現在、学校地域支援本部、これは学校の中に地域の大人の人が入っていただいてですね、これまで学校といえば教師対子供達という上下関係だったわけですけども、地域の大人の人が入っていろんな学校の教育活動を手伝っていただくことによって、いわば斜めの関係、それまでなかったようなそういった人間関係も築いていけるような、そういった取り組みをやっております。今現在、学校からの声を聞きますと、学校を支援する目的ではじめた事業なんですけど、福祉的な要素として子供達の人間として関わる力が目に見えて育成されてきたと、そういった声が校長先生からも聞こえてきています。私たちもそういったところを力をいれながら普及させながら進めていきたいと考えています。また放課後子供教室という取り組みもございます。授業が終わってから、空き教室とか地区の公民館をお借りして、地域のいろんな方々から体験活動とか学習活動を指導していく。そういった中で様々な人間関係を育んでいく、また同じ社会教育でいうと、地区の拠点である公民館あたりにですね、子供達が入っていって、そこでいろんな人間関係を形成していくという取り組み、これも進めていきたいと考えております。例えば今現在ある地区でやっておりますのは、公民館に子供達が集団で寝泊りして、寝食をともにして、地区の人たちが面倒をみていく、で通学する。そこで異年齢のコミュニケーションとか地区の人たちのコミュニケーション、そういった体験的に関わる力を進めるような事業をやっておりますけれども、今委員からございましたとおりですね、そういった中でスキル的なことを指導していく必要があると私は考えております。いろいろ勉強しながらこの事業の中でも、ぜひ取り組んでいきたいなと考えております。

草島
今このいじめ対策、全県として取り組んでいるわけです。私やはりこの予防のところ、ここがやはり重要な視点なんじゃないかと思っています。なので、基本方針これから策定されるそうなんですが、ぜひ対処療法に終わらない、ワクチンをきちっと打つみたいなことをですね、しっかりと教育行政として行っていただきたいと思います。
最後に教育長のコメントいただければ。

教育長
いじめに関しましては、冒頭にお話しましたように本県は認知件数は少ないということですけれども、決してそのことは全て把握してるとは思いませんので、・・・・・という意識で危機感をもって対処していく必要がある。一番大切なのは今室長お話の通り、人の心は・・・・ですね、またそういったあらゆることをどう対応していけるかという力をつけていくということが大切でありますので、人格形成をどうやっていくか、幼児の段階からはじまるわけであります。家庭、学校、地域それぞれの関わる人たちが真剣に取り組んでいく必要がございますので、そういったときにいろんな方法があるんだろうというふうに思っております。そのへんのソーシャルスキルをですね、身に着けるということは極めて大事なことでありますので、どういった方法があって、我々としてどういった形で取り組んでいけるか、その辺は様々な方法があるかと思いますので、十分研究して参りたいと思っております。

草島
ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
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by stern888 | 2014-01-14 15:57 | 持続可能な社会

里山資本主義ー自然資本を活かした持続可能な社会へ。

藻谷浩介さんの「里山資本主義」を読了。2年前、はじめて藻谷さんの講演を聞き「デフレの正体」を読み実に共感を覚えていた。書き下ろしとしては2作目である「里山資本主義」。
 
この間、私も議会での提案などでも取り組んできた、再生可能エネルギーや省エネで、地域の外へのお金の流出を防ぎおカネを地域に環流させること。が冒頭に紹介され、コミュニティパワーとバイオマス資源で地域自立を目指す先進地、オーストリアのギュッシング、国内での真庭市を紹介していた。
里山資本主義=地域の復権 吸い取られる対象としての「地域」に決別して地域内で完結できるものは完結させようという運動。
 そして、中山間地の資源を宝として、その場ならではの豊かさの経済を営み始めた全国各地の元気な志民の方々が登場する。「マネー」に依らないサブシステム。まさに水や新鮮な食べ物などの自然資本やその地域ならではの文化資源を活かして暮らしを営む。そこには暮らしの誇りや更に高齢に至ってまでの健康な姿がある。
 庄内、山形に生きる私達が目指すべき社会の「資本論」が語られている気がした。
 「里山資本主義は、マネー資本主義の生む歪みを補うサブシステムとして、そして非常時にはマネー資本主義に変わって表にたつバックアップシステムとして、日本とそして世界の脆弱性を補完し、人類の生き残る道を示していく。ーーさわやかな風の吹き抜ける未来は、もう、一度は忘れ去られた里山の麓から始まっている。」
 と藻谷さんは結んでいる。
 
 山形版ー里山資本主義をとことん追求していきたいものだ。

まずは読むべし! もう読んでる方も多いでしょうが。「里山資本主義」
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by stern888 | 2013-09-26 07:04 | 持続可能な社会

311から何を学ぶか。庄内・鶴岡に何を活かすか。

1/27、大熊孝 新潟大学名誉教授、澤祥 鶴岡高専教授を招き、私の議会報告会 とシンポジウム311から学ぶ 庄内鶴岡の未来 を開催しました。
大熊先生には、「川とは 日本の川の現状とこれからの川とのつきあい方。」澤先生には、「鶴岡の津波対策」をお話いただきました。お二人ともこれまでの経験から最新の知見を交えた大変示唆に富んだお話をいただきました。
私は 冒頭でこの1年の議会報告をさせていただきました。
シンポジウムは羽黒山伏 星野文紘後援会長を交え、私が進行役となり山伏の自然との向き合い方と防災・自然とのつきあい方という軸で実に興味深い話になりました。
 http://www.youtube.com/watch?v=y0WXXwosM6Y に講演を
http://www.youtube.com/watch?v=wQac4eSVuwE ディスカッションを アップしました。

どうぞごらん下さい。
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by stern888 | 2013-01-27 23:34 | 持続可能な社会

ラムサール条約の下池での野鳥観察会

1月2日早朝はここ毎年恒例で、大山下池に出かけている。尾浦の自然を守る会を立ち上げたときから続く野鳥観察会があるからだ。6時半集合に、10分ほど遅くなったが、観察小屋に近づいたところで、グアグアと声を上げながらオオヒシクイの編隊が飛び立った。その後5回ぐらいに分け50羽程。このオオヒシクイの飛び立ちを初めて観たときはその迫力に大いに感動した。その迫力は今も変わらず、野生の力強さを感じずにはいられない。 先ずはこのオオヒシクイの飛び立ちがメインプログラムなので、なんとかミッション達成。その後、上池のほとりに住んでいらっしゃる太田さんに今年の周辺状況を伺う。白鳥1000羽。今年は特にカモ類が1000ぐらいと少ないのだそうだ。しばらくして、「オジロだ!」との声に双眼鏡を向けるとと、優雅に飛ぶオジロワシ。周辺ではアトリの群舞や、シジュウカラも観ることができた。
 ここは2008年ラムサール条約指定湿地になっている。太田さんをはじめ、尾浦の自然を守る会の皆さんの努力の賜物だ。
 さて、生物多様性地域戦略の策定の委員会が昨年12月25日に初会合としてはじまっている。
ラムサール条約指定湿地のある鶴岡から、生物多様性のモデルを提示していかねばならないという思いからも昨年の9月の予算委員会質疑で取り上げた。
 
豊かな経済を育むためにも、地域の宝である自然を破壊する時代ではない。まさに自然資本(ナチュラルキャピタル)というものに目を向けながら、それを如何に磨き、活かすか、そのところは僕が掲げる持続可能な社会を構成する大きな要素だと考えている。

太田さんとは、安倍政権の不安。311以降の原子力ムラをはじめとする「ムラ」構造からの脱却。御用学者の問題など諸々意見交換。水野さんからは、貴重昆虫、植生についてなど、貴重なご示唆をいただいた。今後ともご指導を賜りたい。
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by stern888 | 2013-01-02 09:54 | 持続可能な社会

謹賀新年

大晦日、昨年に引き続き、京都大心の未来研究センター教授の鎌田東二先生とともに出羽三山神社の松例祭へ。若い衆と混じり大明綱ひき。国分け神事。その後、午前3時。出羽三山神社の歳旦祭で玉串拝礼し、年が明けました。

2013年。あけましておめでとうございます。

私達はポスト311の新しい社会をつくらねばならない、大きなターニングポイントといえる時を
今、過ごしています。時の政権がどうあれ、地球温暖化、ピークオイル、生物多様性の消失、そして日本では人口減少社会、少子高齢化、景気の低迷。これまでの時代には解らなかった諸課題を乗り越え、いかに持続可能な社会を実現していくか。いかにサスティナブルな社会を実現していくか。が至上命題であると考えます。
 原発事故。大規模な放射能汚染。ハード整備だけでは防ぎきれなかった津波による犠牲。その教訓が生きた社会にしなければ。そしてこの数十年にわたり、日本国土の生物多様性が消滅し続けてきた。その教訓が生きた社会にしなければ。私達の生存さえ、命さえ危惧されるのです。
 そして、経済も、刹那的な、今、一握りの方々だけが、享受される豊かさだけでいいのか、もう一度考えねばなりません。多くの方々が信頼の絆の元で豊かさを享受できる社会、次世代にもツケだけがまわるような事ではない社会を目指す経済を打ち立てていかねばならないと思います。

2013年。お山と向き合うところから、出羽庄内、山形県の真の発展のために、持続可能な未来をつくることを目標に、しっかりと歩み続けることをお誓いし、年頭のごあいさつといたします。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
 
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by stern888 | 2013-01-01 11:49 | 持続可能な社会

予算特別委員会での質問。終了。

予算特別委員会での質問終了。この1年間、この質問のために調査活動を続けてきました。
一連のダム開発。川辺川ダムの中止、荒瀬ダムの撤去。八つ場ダム問題と国の評価委員会のでたらめさ。あわせて原子力ムラとダムムラの構造の類似性。流域治水、今後の観光のあり方、生物多様性国家戦略、CO10 からCOP11への道程。真の地域振興のあり方、新たな観光戦略、エネルギーシフト、コミュティパワー 、持続可能といえる社会、諸々、自然と如何に共生するか。持続可能といえる社会をいかにつくるか。どう社会を変革、転換させていくか。全存在をかけて、1時間に凝縮して質問させていただいたつもりですが、まだまだ足らぬなあと反省至極。まずは、動画など、ご覧頂ければと思います。また、すいません、もし動画ご覧頂きながら、テープ起こしして下さる方などいらっしゃいましたらご一報くださいませ。

山形県議会ホームページ http://www.pref.yamagata.jp/assembly/ の左の段、議会中継から 録画、27日の予算特別委員会 のページでご覧になれます。

ご感想、ご意見、ご質問大募集!
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by stern888 | 2012-09-30 04:59 | 持続可能な社会

ポスト311の政治が踏まえるべき事。

福島第一原発事故の事故調で昨日、菅直人 前総理が語った最後の部分。菅さんのブログにも記されている。これは、ポスト311の日本社会をつくる我々政治に携わるものが絶対的に踏まえるべきことだと思う。
日本社会の病気の象徴である「ムラ」構造を解体すること。これは原子力ムラも「ダムムラ」「河川ムラ」も同様だ。とにかく、科学を政治がねじ曲げて平気でいるような状況を二度と作り出してはならないということだと考える。

以下、菅ブログより抜粋

<原子力ムラの解明と解体>
ゴルバチョフソ連首相は、「チェルノブイリ事故は我が国体制全体の病根を照らし出した」と回想録で述べています。福島原発事故についても同じことが言えます。
戦前、「軍部」が政治の実権を掌握した過程と類似。
東電と電事連を中心に、原子力行政の実権を次第に掌握。批判的な専門家や政治家、官僚は「ムラ」の掟によって村八分にされ、主流から外されてきた。それを見ていた、多くの関係者は「自己保身」と「事なかれ主義」に陥っていた。私自身の反省を込めて言う。
 現在、原子力ムラは今回の事故に対する深刻な反省もないまま、原子力行政の実権を握り続けようとしている。
こうした戦前の軍部にも似た「原子力ムラ」の組織的構造、社会心理的構造を徹底的に解明し、解体することが原子力行政の抜本改革の第一歩。
 原子力規制組織として、原子力規制委員会を作るときに、米国やヨーロッパの原子力規制の経験者である「外国人の委員」を招聘することも改革の一つ。
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by stern888 | 2012-05-29 09:37 | 持続可能な社会

トルビョーンが来日!スウェーデン ナチュラルステップに学ぶ、持続可能な社会へ。

facebook などにルポしましたが、
この3日間ほど、福島の実態に迫りました。

改めて311を踏まえて、日本という国を持続不可能な社会から持続可能な社会へ転換せねばならないと痛感しています。

さて、元旦のごあいさつでお知らせしたナチュラルステップの創設者の一人であり、エコ自治体会議の会長であるそして、ご存じ「みつばちの羽音と地球の回転」で名コーディネーターとして登場するトルビョーンラーティ氏が来日し、講演会をおこないます。2月16日17日 東北大と国連大学の連携フォーラム グローバルセミナー東北
震災復興と生態適応~国連生物多様性の10年とRIO+20に向けて~
 と19日名取市でのナチュラルステップ市民特別講座です。ご紹介しておきます。
「持続可能な社会」の定義をぜひ学びましょう。

http://isp.unu.edu/jp/events/2012/global-seminar-tohoku.html
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写真は2008年 鎌仲ひとみ監督と同行取材の際に、スウェーデン ヘルシンボリ 

2月16日に、生態適応GCOE国際シンポジウムを開催します。
今回は国連大学・国連大学協力会との共催で、グローバルセミナー東北として行います。

参加される方は、2月3日までに登録してください。
http://gema.biology.tohoku.ac.jp/sympo2012/


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グローバルセミナー東北「震災復興と生態適応」

~国連生物多様性の10年とRIO+20に向けて~

3月11日に発生した東日本大震災により甚大な被害を受けた地域の復興は今、国際的な関心事となっています。津波から人命を守る防潮堤の早期復元、インフラの整備、復興住宅の建設など、まちづくり計画が急ピッチで進められていますが、そこに住む人々の願いは「営みの復興」にあります。世界有数の漁場および農地を保有する東北地域の豊かさは生物多様性により支えられてきました。その回復を促すことが、より確かで持続可能な復興には欠かせません。またこれらの自然の恩恵による歴史的、文化的価値は大きく、この地域の人々の暮らしと街づくりの根幹となっていました。
そこで本セミナーではスウェーデンを環境先進国へと導いた立役者の一人であるTorbjorn Lahti氏から持続可能な復興の原則についてお話いただき、生態系の力を活かした自然との共生と震災復興について考えます。都市計画、防災、土木建築、産業復興にかかわる企業や学術研究者、大学院生はじめ、 自治体、NPO/NGO、一般市民の皆様の参加をお待ちしております。

期 日 : 2012年2月16日(木)・17(金)(2日目は被災地視察・希望者のみ)
会 場 : 東北大学・片平さくらホール(仙台市青葉区片平二丁目1-1)

主 催 : 東北大学、国際連合大学、(公財)国連大学協力会
協力大学: 岩手大学、宮城大学、宮城教育大学、福島大学、東北学院大学、東北工業大学、石巻専修大学
後 援 : 環境省、農林水産省、文部科学省、外務省、宮城県、仙台市、大崎市、(社)東北経済連合会、東北六県商工会議所連合会、復興大学災害ボランティアステーション
テーマ : 「東北の自然と文化を活かした災害に強い街づくり」
使用言語: 日本語(基調講演は日本語の逐次通訳つき/英語通訳希望の方はお申し出ください)
参加費 : 無料

プログラム:
【1日目(10:00~18:00)】 
◆開会挨拶 東北大学総長 井上明久
       国連大学協力会理事長 吉川弘之

◆基調講演 (10:15-11:30)
Torbjorn Lahti 「災害に強い持続可能な街づくり」  
(スウェーデンIEMEA共同代表、スウェーデンの環境都市(エココミューン)創設者


◆課題提起 (11:30-13:00)
①岩手大学学長 藤井克己 「社会の多様性を生かしたコミュニティベースの震災復興―生態系に触れながらー」   
②国連大学副学長 武内和彦 「里山里海の再生を通じた震災復興地域づくり」
③東北大学大学院工学研究科 災害制御研究センター 津波工学研究室 教授 今村文彦 「新たな視点から取り組む津波対策と街づくり」
    
***ランチ***

◆パネルディスカッション (14:30-16:30)
モデレータ:国連大学副学長 武内和彦
パネリスト:環境省東北地方環境事務所所長 鳥居敏男(震災復興に三陸復興国立公園(仮称)をどう活かすか)
農林水産省環境政策課長 榎本雅仁(震災復興と生物多様性 -農林水産省の取組-)
宮城大学事業構想学部教授 風見正三 (コミュニティを主体とした地域資源経営―創造的復興を目指して)
東北大学アジア研究所 東北アジア研究センター教授 平川新(歴史文化をめぐる多様性の危機-震災の衝撃-)
東北大学大学院生命科学研究科教授 中静透(海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト)

***ティーブレイク***

◆東北の自然-蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト イメージ映像(16:50-17:20)

◆学生/NPOボランティア活動報告:(17:20-18:00)

◆閉会挨拶:東北大学大学院生命科学研究科教授・理事 飯島敏夫 

◆懇親会 18:10~ (一般2000円、学生1000円)

【2日目(10:00-17:00)】 被災地視察 (参加無料・要事前申し込み)
コーディネータ:NPO法人田んぼ 理事長 岩渕成紀
※終日・貸切バスで移動/スケジュール詳細は参加希望者にお知らせします
※仙台駅集合・解散
◆蒲生干潟:干潟の被災状況視察
◆キリンビール工場:11月操業を再開した工場視察
◆石巻・渡波(わたのは): 松林被災状況・ふゆみず田んぼ視察

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by stern888 | 2012-02-01 18:58 | 持続可能な社会

昨日の景気雇用対策質疑メモ 風力発電編。

昨日の景気雇用対策特別委員会での質疑。
風力発電開発と自然公園、また、ダム問題について質問しました。

エネルギー関連については一部 本日の山形新聞に掲載されています。
とりいそぎ。再生可能エネルギーの質問について、メモより質問内容のみお伝えします。
答弁については後日。

14日15日、横浜で脱原発世界会議があり参加してきました。
2日間でのべ1万人の方々が福島の痛みを共有し脱原発と産業革命、農業革命、IT革命に継ぐ、第四の革命といえる再生可能エネルギーへの転換の国内外のプレゼンを聴きました。
改めて「卒原発」を表明されている吉村山形県政を誇りに思いますし応援して参りたいと思っております。今般はそのフロントランナーである風力発電について質問します。


○ 風況が最も優れ風車建設の適地である十里塚地域をはじめとした庄内海岸はほとんどが山形県立自然公園普通地域になっている。この自然公園内への開発をおこなうかが関係者の焦点と思います。

私はこの新たな開発を、つまり、自然保護上でただ損失という妥協の産物であってはならない。と考えています。持続可能な開発の様式として、開発行為で自然公園に踏み込むけれども、自然公園の自然生態系は損失されない。
「ノーネットロス原則」に基づいて、公園の中に風車はたつが、それによって、自然を失うのではなく周辺の自然の保護をより充実させる。と。理論的にはオフセットするというような考え方で、新しい次元の自然保護をおこなう自然公園としてはと考えていますが、現状とこうした考え方について伺います。

○もちろん、大山下池などラムサール条約指定湿地周辺等は、特別地域に格上げをおこなうことが必要と思いますし、普通地域の黒松林であっても黒松林の手入れを充実させながら、今、消滅の危機にあるといっていいハマナス、ウンランなど海浜植物をより保全していく海浜植物園をつくるなど、より充実させる、理想的には風車での収益を一部自然保護にもまわしてそうしたことを実現するなど、いわば「持続可能な開発」としてのモデルをおつくりになったらと考えます
○ 現状と見解を伺います。

 また風力発電は系統接続がもうひとつのネックであります。これまで抽選に当たらないと系統接続できませんでしたから。しかし今般、東北電力では今般抽選によらない「自治体枠」を設けています。自治体が50%出資とか県内金融機関出資など自治体が関わる一定条件があるようですが。
 また、風車が建っても固定資産税しかはいらない」のではなく。その売電収益が地域に還元される県民出資、県内企業、金融機関が出資しお金が循環する市民風車、県民債を使った県民風車などは望ましい

今般の自治体枠にエントリーし、県民風車をつくることは望ましいと思うが、いかがでしょうか

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by stern888 | 2012-01-21 12:23 | 持続可能な社会

2012年 元旦 持続可能な社会への転換の元年に。

謹賀新年

大晦日からの年越しは、法政大 五十嵐敬喜先生 と京都大 鎌田東二先生を羽黒山松例祭にご案内し、明け方の歳旦祭まで羽黒山で過ごしました。お二人とも15年来ご指導を受け、大変お世話になっている恩師であります。五十嵐先生は、長良川河口堰の運動で出会い、法政大のゼミに通わせて頂いてからの恩師です。昨年は菅政権の内閣官房参与をおつとめになり、公共事業問題をはじめ、被災地支援策、又、世界遺産政策などの分野で活躍されていらっしゃいました。
 又鎌田東二先生は神戸震災以来、大変99年から8年にわたりおこなった月山炎の祭りには毎年御参画頂きました。先生は京都大学こころの未来研究センター教授として、3.11以来の東北の人間の復興を願い、現地を歩き、現代陶芸家 近藤高弘先生と「こころの器プロジェクト」や虎舞の復活などのプロジェクトを展開されている等、様々な分野でご尽力されている先生であります。
 お二人と祭を体感しながら、今の政治、経済、今後の日本社会をどうするか、等様々な言葉を交わすとても貴重な時間を年頭から頂きました。
 
 
2011年は、3月に東日本大震災が起こりました。その後、神戸での経験を活かすべく名取、石巻などへの被災地支援を行いつつの選挙選でした。
そして、4月10日、多くの鶴岡市民の皆様に支えられての県議選での勝利。そして今があります。まずはここまで支えて下さった皆様に改めて感謝を申し上げたいと思います。
 
 今、現地に通いながらの東日本大震災からの復興支援策、ボランティアやNPO政策、そして、長良川河口堰問題、以来25年ほど取り組み続けてきたダム問題。エネルギーシフトの問題、地下水資源の保全と利活用。そして農林水産業の再生、などを柱として、山形県議会議員として勉強と政策立案、提案、時に、ダム問題については真相解明のための追求の日々であります。

 9月定例会では初めての一般質問をおこなわせていただきました。そこでの中心軸として提言させていただいたのが、「3.11を、日本社会を持続不可能な社会から、持続可能な社会へ変えていくターニングポイントにする」ことです。

持続可能な社会への転換の鍵として当然ながら脱原発と脱ダムは必須です。今後の急激な人口減少を考えれば、これまでの公共事業の発想は先ず変えねばなりません。旧来の古い発想の政治のまま、では断じて許されないと考えます。
 3.11で教訓にすべきは、まずは原子力発電所事故で浮き彫りになった「原子力ムラ」なる政治、官僚、業界、御用学者、時に報道機関までもがグルになって情報操作をし続ける、日本にはびこる病気をなんとしても打破しなくてはならないということです。「ムラ」構造は、原子力政策のみならず、ダムなどの巨大公共事業、薬品業界等、様々なところに存在しています。ムラ構造は、科学的真実をねじ曲げ、利権で政治を動かします。
 菅直人総理は、「浜岡原発」を止めたために原子力ムラに屈し退任させられました。

年末にかけて、八ッ場ダム問題がクローズアップされましたが、まさに八ッ場ダム問題はその「河川ムラ」構造そのものによって真実がねじ曲げられている。そうした問題です。治水面でも利水面でもどこにも大義がない事が多くの科学者によって証明されています。

山形県内の最上小国川ダムについても全く同様です。昨年11月27日の検証の会で治水対策、温泉湯脈、また、「穴あきダムなら環境にやさしい」についての反論が科学者によって論証されました。

又、9月の質問の際、小国川の清流というありのままの自然がどのぐらいの経済をもたらしているのかを、全国の研究者の方々を捜し、近畿大の有路先生の研究グループに実際に現地調査と検証をしていただきました。結果、アユ釣りに来る方々だけとっても年間22億円の経済効果を流域にもたらしているということが試算されたのです。これこそ、「自然資本の経済」です。

 農林水産業の6次産業化といったところが強調される今、貴重な内水面漁業の資源として、又年間3万人もの釣り客をひきつけているアユは観光面でも山形の宝物であると私は調査をしながら実感をしました。

考えてみれば2万本もの清流があった日本にもう、清流といえる大河は数本しか残っていません。
子ども達が喜んで泳げ、ざっこしめができる川は山形ではこの小国川しかありません。この価値はお金に置き換えられない価値だと私は考えています。


 今、この時代に、こうした山形の宝を失って良いのか。改めて皆さんに問い直したいと思います。

さて、今年、私は先ずはエネシフ(エネルギーシフト)とカワシフ(カワシフト=河川政策の転換)を念頭に行動を興していきたいと思います。

卒原発して再生可能エネルギーに転換しながら、地域に新しいインフラと同時に雇用や経済をつくっていく、そうしたエネルギーシフトを叶える仕組み作り。
 そして 脱ダム。環境要件が組まれた改正河川法の趣旨にもとづく、真に生命と財産を守るための治水を理念の転換とともに方策の転換を促していきたいと考えています。

 このことが、山形を、そして日本を持続可能にする一歩であると考えます。

持続可能な社会については、ナチュラルステップの定義としてのシステム条件を羅針盤とします。

1)地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない(化石燃料からの脱却)
2)人間が創り出した物質の濃度が増え続けない(科学物質拡散の抑制_
3)自然が物理的に劣化しない(生物多様性を守る)
4)人々が満たそうとする基本的なニーズを妨げない

この条件を満たす「持続可能な社会」を日本の文化と照らして如何に構築するか。

今年2月には、ナチュラルステップを世界に伝えているトルビョーンラーティ氏が来日します。このコンセプトを説き、様々な分野でのコンセンサスドキュメントづくり等、じっくりと共有していくことにも取り組んでいきたいと思いますし、政治の判断基準を、利権を越えて「持続可能か否か」という判断ができるような政治を私はつくっていきたいと考えています。

もう一つ。

先生方からも促されましたが、今年早い内に、これまでの活動やナチュラルステップ、ダム問題などに関する私の思いについて一度まとめてみたいと考えています。

今年を日本を真に持続可能な社会に向かうための元年にしたい。

そのための行動を興すことをお誓い申し上げ、念頭のご挨拶とします。

どうぞ今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

2012.1.1

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2012.1.1出羽三山神社参篭所にて 五十嵐敬喜先生 鎌田東二先生と。



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ナチュラルステップ創設者、カールヘンリクロベール氏と。08年 ヘルシンボリ sweden
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by stern888 | 2012-01-01 23:06 | 持続可能な社会