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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

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「正職員の司書が一人もいない県立図書館!?11月文教公安委員会 学校図書館と公立図書館について

● 学校図書館と公立図書館について

草島進一
資料お認めいただきありがとうございます。
本日は、11月7日であります。 10 月27日から 11月 9 日まで(「文化の日」を中心に2週間)読書週間ということもありますので、読書教育、県立図書館について何点か質問させていただきます。

学校図書館についてなんですか、まず、教育長におかれましては、先日、鶴岡第一小学校の図書館を早速ごらんいただいたということで、まず、感想をうかがいしてよろしいでしょうか。
▽菅野教育長
朝暘第一小学校、伺いました。非常に立派な新しい小学校で素晴らしいなと思いました。はいりましたら、図書館が中央、ハの字型の校舎でありましたけれども、その中心部にあるということで、学校の中心部に図書室があり学校経営の中心に位置付ける読書について、学校の配置からして示しているんだな。というのがまず第一の感想であります。また子ども達が、授業において調べ研究をおこなっておりました。ちょうど国語、古典でございました。その休憩の時間に、図書館に子ども達が来て調べていくと、非常に、子ども達の学校生活の中に読書が定着していると、そして、子ども達が、明るく熱心にそれをやっているということで、改めて読書の重要性を感じた次第であります。
草島
ありがとうございます。ぜひ全県の学校図書のスタンダードにしていただくよう、今後ともぜひよろしくお願いいたします。
学校図書館についてお伺いしていきますが、本日は特別支援学校の説明がございました。現在特別支援学校の学校図書館でありますが、司書教諭、学校司書の配置はどのようになっていますでしょうか。まず数値をお知らせください。

畠山義務教育課特別支援教育室長
● 学校図書館では特別支援学校にも司書教諭を配置することになってございます。特別支援学校には、小学部、中学部、高等部各学部があるわけですが、12学級以上の学校ごとに司書教諭を配置してございます。県立学校12学校中この基準に該当する学校全てに司書教諭を配置しております。具体的には酒田特別支援学校、米沢養護学校、鶴岡養護学校、新庄養護学校、ゆきわり養護学校、村山特別支援学校となっております。学校司書の配置状況ですが、特別支援学校では学区司書の配置はしておりません。

草島
特別支援学校の場合、個々の子どもがそれぞれの支援が必要ということで、本の活用も教科書よりも図書館の本ですとか紙芝居などを使って教育するということがありますので、普通学校以上に司書教諭や学校図書への役割が、大きいと聞いております。今。計画策定中ということですが、ぜひこれは要望しておきます。特別支援学校への学校司書、司書教諭の完全配置、これをぜひ実現していただきたいと、これは要望いたします。

では、公立図書館について質問してまいります。
本日皆様にお配りした資料も参照しながら、と思いますけれども
先日、全国図書館研修集会、お疲れ様でした。私も一日だけ参加させていただいて、これからの情報と交流の拠点を目指してと、図書館サービスの最前線をこの山形、村山でご紹介頂いたと思います。主催された教育委員会としてのこのフォーラムを受けて、今後について。など、まずは感想を伺いたいと思います。

山川文化材生涯学習課長
山形県の図書館研修大会につきましては、私も1日だけですけれども参加させていただきまして、それぞれの図書館の実際の事例などについて一緒に考えさせて頂いたところでございます。その中で、県立図書館、市町村立図書館、それぞれの役割はあるのではございますけれども、情報、交流、文化の拠点としての図書館のサービスを先取りしたような様々な事例の報告がありまして、私どもも、県立図書館について、秋田の図書館の方が来ていらっしゃいましたけれども それぞれ町だったり市だったりそれぞれのレベルに応じたようなそれぞれの取り組みがなされているということでございました。これからもこういったものを参考にして、一層、情報、交流の拠点としての機運を高めていくと言う点では大変参考になったなと思っております。

草島
それでこの資料ぜひ参照いただきたいと思うのですが、これは実際に秋田県図書館、私もあのフォーラムで興味を持ちまして現場にも参りまして3時間ほど色々お話を伺って参りました。これは実際にカウンターに置いてある、ちらしです。秋田県の湯沢市のサクランボ農家のブランド化ですね、県立図書館が古文書によるサクランボの歴史調査ですとか、ブランドイメージ創出のための基礎調査をおこなって、実際に図書館と一緒にこの農産品のブランド化に成功した実例というのをこの秋田県立図書館では産み出しておられまして、「新しいものを産み出すための図書館」という新しい機能を県立図書館としてやっている。
 ここで色々質問をしていきたいんですけれども、まず今、この山形県の人員体制について、お伺いしたいと思うんですが、正職員で司書の資格を持っておられる方は、現在の県立図書館では何人いらっしゃるんでしょうか。

山川課長
現在正職員として18人おりますけれども司書資格を持っている者については、今産休の代替できている一名が司書資格をもっている。ただ、産休で今休んでいる者が司書補の資格を持っている。それだけでございます。

草島
はい、例えば秋田県立の場合は正職員の司書職員は14名。非常勤が13名ということで、正職員の司書が14名いらっしゃるんですね。その常勤の司書で最も勤務年数が多い方は23年。で5年以上の方は6名いらっしゃる。で副館長8年ということであります。なので、こういう新しい戦略がどんどんできるということなんじゃないかと思うんですけれど、今、なんで、司書職員が一人もいないという、これは長年続いてきてしまっているんでしょうか。

山川課長
県立図書館については、カウンター業務について嘱託化をおこなったときに、司書については全て嘱託職員になっておりまして、正職員としては先ほどお話ししたとおりでありますけれども、カウンター要員として18名、資料請求要員として1名、19名の職員を置いているところでございます。

草島
嘱託職員というのは5年任期なわけです。現場に伺ったりすると、3年ぐらいは一生懸命やるんですが、後2年は今度次のリクルートを考えないといけないんで、というかたちで、せっかく5年間やって、やっと慣れた頃に辞めなきゃならない。ということで、やっぱり正規の職員の司書がいるかどうかということが、県立図書館の質を決めていくということになるんじゃないか。と思うんですが、この辺はいかがですか。

山川課長
図書館については経営理念といたしまして、例えば比較 様々な生涯学習センターとの連携におきまして、内部の図書館利用者に対してのサービスを提供する部分と、それから外部の様々な機関を支援することがあるわけですけれども、
今のところ、中にいる中のサービス提供につきましては、今申し上げたように嘱託職員で対応させていただいておりまして、それ以外の図書館の支援の事業におきましても、嘱託を連れて一緒にまわっているような状況でございまして、嘱託司書の力を借りながら正職員のほうで対応していると言う状況でございます


草島
となりの県で規模的にわりと似通っている。建物も、蔵書数も、山形県立だって蔵書数も申し分ないほどではないかと思っています。なのに人員の体制が全然違うんですね。今、秋田県立で取り組んでいる。例えばデジタルアーカイブをつくっていく。それは産業支援にも役に立っている。それから、学校図書館との連携という意味でも、秋田県立の図書館がその質を決めている。要するに支援にいったり、また、情報の共有化をはかったりする中でですね。学校図書館のレベルの均質化もはかっている。あとは市町村立の図書館についても県立から派遣した職員などが指導したりしている。なので、かなり重要な部分を県立図書館というのは担っている。要するに知の拠点を支えている要のところなんじゃないか。と思うんですね。そこに正職員の司書がいないという現実というのは大きな問題だと思うんですけれども、この辺いかがでしょうか。

山川課長
先ほど申し上げましたけれども、運営の見直しによりまして、窓口の専業化とか、窓口のものが全て司書資格をもつものになったということはありましたけれども、やはり今、お話ありましたように 本 にとって、アカウンティングでありますとかアーカイブのプログラムですとか、図書館の運営上、業務に関する様々なそういった課題もあることは確かでございます。そういった中で今のところ、司書としての採用はございませんけれども、正職員として配置された者の中から、司書資格を所得するという、2ヶ月間大学に行くことによって資格を所得するという工夫もしながら、できるだけ確保していきたいと考えているところでございます。
草島
やはり全国の県立図書館を見渡してみても、一人もいないということは、ちょっとあまり口外できないほどのことなんじゃないかと思うんですよ。なので、最低三人ぐらいはいつもいるようなことに、改善をしていかないといけないと思います。今、新しい図書館というのは、行政的にもまちづくりにとっても、色んな問題解決をするその拠点でもあり知の拠点でもありいろんな事を集積するアーカイブももっていないといけないので、色んな意味で図書館の役割というのは、社会的にも高まっていると思いますので、ぜひ見直しをしていただいて、来年、ぜひ三人ぐらいは正規の司書がいるような図書館にしていただきたいと思います。それからアーカイブというのは、来年ディスティネーションキャンペーンもあるわけですが、観光においてもそうだし、企業がブランディングするにもそうだし、こういうアーカイブがデジタルで蓄積されてそこから古い地図をパンフレットにつかってみたりだとか、色んな活用がデジタル化することにより新しいものを生み出せるので、こういう新しい機能をもった図書館にぜひ再生できるように、改善をしていただくというか、これは人員的なものなので、ぜひ知事部局にも働きかけてですね、正式な正規な司書がまず配置されている図書館にしていただきたいと思うのですが、ぜひこれは教育長に今後の取り組みをお伺いしたいのですがお願いします。

教育長
図書館につきましては全国的にいろんな取り組みが最近とりあげられていると思います。その中で、私の着任以来、図書館の機能のあり方、どうするべきかということにつきまして、もっと議論を展開して頂きたい、ということを申し上げ、そして図書館協議会等で、議論を進めて頂くようお願いしているところでありますが、まず司書の問題等につきまして、というよりも全体的な運営のあり方につきましては民間委託とか色んなケース、形態が見られるようになってきておりますので、正職員を配置することだけがですね、質の解決策といいますか、正解とはいますぐに結論することはできないんじゃないか。もう少し議論を深めていく必要があると思っております。そういった中でどういった形態がですね、一番県民サービス向上のためにいいのか。ということについては更に議論を深めて行く必要があると思っているところでございます。

草島
今、民間委託のこともご提示ありまして、岩手県はそういう風になっている。ただ、ものすごく問題を抱えているとも聞いております。秋田県がやっぱり相当のモデルだと思うんですね。ぜひその副館長8年キャリアをもって、熱をもってやられている方が先日山形にもいらっしゃったわけですから、ぜひそこから学びとるだとか、いろんなしくみをつかって、例えば文科省の予算を使った派遣事業などもあるわけですので、ぜひ、新しい図書館のあり方、まさに知の拠点その、山形の地の拠点を支える図書館をしっかりいいものに、まず正職員をもつことは大事だと思います。ぜひお考えいただいて、いい図書館に再生させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
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by stern888 | 2013-11-12 07:37 | 読書県構想
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