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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

kusajima.exblog.jp

ダム問題、現地の伐採が進んでいます。漁協も意思表示。

昨日は午前中、桑原先生と打ち合わせ。午後から小国川ダム建設の現場へ。森林伐採がかなり進んでいた。先週漁協が改めて反対表明をし、それ以前に差し止めの訴訟もおこなわれているというのに、まさに工事が強行されている。
治水対策、温泉に影響を与えずに河床の土砂除去をする方策等、なんとか、物事をより良く解決しようという科学者、研究者、専門家の方々に2004年から県に対して提言をあげて頂いたり、その提言、調査結果を元に僕らは質問を投げかけてきた。僕も議会での質問を続けてきた。県は、全くそうした「ダムに依らない治水方策」や温泉のケアの手法などについて、全く聞く耳を持たずできた。公開質問状でも、パブリックコメントでも指摘された諸々の意見に対して、応えにもならない答え方を返して、持論で突き進んでいるといっていいだろう。
 研究者や専門家が、その研究人生を賭けて発言をした、また調査報告を書いてくれたものを、完全に無視したままなのだ。
 まさに「原子力ムラ」ならぬ、「ダムムラ」の声だけを聞いて、吉村県政は突き進み、更に、全国初の漁業権の強制収用までも視野にいれて、ダムをつくりはじめた。
 この暴挙を僕は許すことはできない。

天皇献上品の松原鮎を育む、日本屈指の清流環境をもつ最上小国川は、かけがえのない僕ら山形県民にとっての宝である。この宝を守り、それを活かした流域のまちづくりを、特に、ダム一つなく、森里川海連環をとどめている小国川から庄内浜を通じて、森を再生させ、地域の自然に立つ経済を再構築していったら、「ユネスコエコパーク」も夢ではないと思うのだ。
 僕らは、年間22億円もの経済を流域にもたらしている鮎踊る川の恵みを活かし、更にそれを磨きをかけた着地型観光のメニューをつくり、温泉街をはじめ、地域を流域全体として持続可能なものにしていきたい。
 
 まずは、この川の清流環境と共に生き、それを孫子に伝えたいと踏ん張っている小国川漁協の皆さんを応援したい。ほとんど日本一の友鮎釣りのメッカを支え続けてきた漁協は、まさにこの川の守り人だ。
 中には、サッポロビールの社員をやめてこの地域に移り住み、ほぼ鮎だけで生計を立てている方もいらっしゃる。
 こうしたネオ川の民といえる方々の経済こそ、永続できるサスティナブルなものではないだろうか。

先週、全国内水面漁業振興全国大会 山形大会を直前にして、漁協が改めて意思表示した。漁業補償など全くのる気もない。と。私達は、今ある清流を次世代に、孫子に手渡したいのだ。と。大会では、舟山やすえ参議院議員が、このダム問題をとりあげてくださったと漁協にうかがった。
この数十年、河川の開発で失い続けてきた内水面漁業の活性化のためには、とにかく「川をコンクリートで固めて儲けたい」という旧来型の病理のようなものを解体し、次の経済へ転換していかねばならないと思うのだ。
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by stern888 | 2012-10-22 11:58 | ダム問題
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