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草島進一の「持続可能な鶴岡」日記

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小国川ダムの議論ー県は説明責任を果たせ!

昨日おこなわれた景気雇用対策委員会の質疑内容です。
(メモなどから書き起こしさせていただいております)
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最上小国川ダムについて

今般11月27日に行われた、県民による緊急検証についてでございますが。
県はドタキャンされておりまして、、科学者により県の推し進める流水型ダムによる治水が適切との根拠に2つのウソと、河川管理上極めて大きな問題である1つの真実が明らかにされました。

2つのウソとはなにか。

「温泉の湯脈に著しい影響を与えるから河床掘削できない」

「流水型穴あきダムであれば、アユに与える影響はほとんどない」

という県の主張でございます。又、一つの真実については、

一軒の旅館の温泉を確保するためだけに、県がつくった堰あるいは落差工、床止めにより、土砂を堆積させ、河床があがり、周辺を危険にしていたという真実です。

2つのウソの前者については、

「温泉の湯脈に著しい影響を与えるから河床掘削できない」には、県が調査を依頼した川辺教授によって、完全否定されまして、一軒の旅館の温泉に対して対策を施しさえすれば、問題なく河床の掘削ができるということ。更に河床掘削による河川改修は温泉宿のお湯の確保の点でも有利になると論証されました
第二の「流水型穴あきダムであれば、アユに与える影響はほとんどない」
には、県の見解に対して、「アユへの影響が想定されるべき事象が評価されていない」「影響が小さいとはいえない」と高橋勇夫 先生(たかはし河川生物調査事務)が反論した。穴あきダ ムとて環境に影響を与える可能性が十分あり得ることが論証された。


ダムについては、流水型、であっても、本質的に洪水のピークカットするわけですが、それにより河川を攪乱する度合いが減少する。それにより河床がアーマー化 すし、大型糸状藻類が繁茂する。カワニナ等が異常繁殖する。など、下流河川の生物相、生態系に悪影響を及ぼす事が実際、事例からわかっております。
 アユへの影響の議論で最も重要視しなければならない点でありましたが、これまでの最上小国川流域環境保全協議会では全く検討していなかったことが判明したのであります。

県は「環境やアユにほとんど影響ないので想定外」としていたが、環境悪化に依る損失をコスト比較にいれる必要がある。ということが立証されました。

3)又、今般明らかになったのは、一軒の旅館の温泉を確保するためだけに、県がつくった堰あるいは落差工、床止めにより、土砂を堆積させ、河床があがり、周辺を危険にさらしていたという真実でございます。

県作成の河道縦断図を見ても、県が造った落差工、床止めの部分で河床が異常に上昇している。河床本来の河床に設置されるはずの床止めが、この場合は別の目的(つまり一軒の旅館の温泉のために水位をあげるコトじゃないかと推測される)のために設置されていることがわかる。河川管理者としての県の管理責任が問われる問題だ。と桑原英夫、水文学者、元山大教授 、大熊孝 新潟大名誉教授 今本博健 元京大防災研所長 河川工学者、が論証しております。

要するに、県がつくった床止め、落差工をはずし、河床の土砂除去、掘削をおこなうことが先決ではないかということが論証されたわけです。
改めて科学的に検証されたこの論証大きく3点、について、県は科学的に反論できなければならない。ということです。

まずお尋ねしますが、高橋先生から電話があった、「県がわざわざ高知まで行って、高橋先生に説明をしたい」と連絡を受けたそうであります。
これ、何をしようとしているんですか。応えてください。

工藤河川課長
只今の質問ですけども、えっと、私は聞いてなかったんですが、具体的にどういった話だったんでしょうか。

草島
高橋先生から 山形県の職員が行って説明をしにいきたい。と連絡を受けたそうであります。1月10日に来るということでありました。どういうことなんですか。何のためにくんですか。応えてください。

工藤河川課長
只今の話ですけれども、私も把握していません


草島
重要な論証をされた方に、県がわざわざ説明しにいくと実際に本人から聞いているんですが、これ部長把握されていないんですか。

鹿野部長 
すいません、私も聞いておりません。

草島
職員が勝手にやったことだということですか おうかがいします。

工藤河川課長
うちのほうのダム担当の職員が連絡をとったわけでありますが、何の趣旨か詳しいことはわかり

非常に重要な論証をされた方にわざわざ県が説明に行くなんていう
お金とひまがあったら、公開の場で、高橋先生を招聘して、県依頼の石田さんと共に再検証されたらどうですか。

この科学的な論証に対して説明するなり、反論する公開の場を設け、説明責任を果たすということは重要なことだと思うんですが、部長どうなんですか。おうかがいします。


鹿野部長
今、高橋先生に対して、県のほうがどういう言い方をして、何をしようとしているのかっていうのをちょっと把握していないものですから、それと公開討論の場というのがどういう関係になるのか、ちょっと今、整理できておりません。

それはちょっと事実確認をした上で、お応えしたいと思います。

委員長 草島委員、先に進んでください。

草島
委員長 そしたら、まずね、皆さん把握していないということ自体がおかしい、それと、高橋先生にそういう連絡をされているのは事実ですから、何をしようとしているのか、きちんと説明してくださいよ。それと3点、今般、科学的な論証されたわけですけども、これについて反論できますか。反論できるのならどうぞ。

工藤河川課長
反論というわけではないんですけれども、これまでですね、私どものほうでやってきたことをですね、もう一回ですね。お話していきたいと思います。一応何点かですね、質問有ったかと思いますけれども、まず一つは温泉旅館の湯脈に影響があって河床掘削ができないということについてはですね、これについてもこれまでも何度もですね、お話しましたけれども、川辺先生もですね、一応、同意をされてですね。結果的に報告書になっているものでありまして、その内容ですけれども「河床の岩盤掘削を伴う工事は、現在の湧出機構の微妙なバランスを崩してしまい、河川水位を回復させても、温泉の湧出量が変化する可能性が高い」ということをですね、いただいております。先だってもですね、川辺先生が要望の時に来られたときにも、「河床掘削で、温泉の湯量に影響があるのは当然だ」というようなコトが新聞にも書いてございましたので、そうした認識をされているのかなと思います。

草島
そこのところなんですけどね。
そもそも当時おこなわれた調査は温泉の湧出機構を明らかにすることを目的としており、河床からの源泉に影響を与えずに治水対策を実施することが可能かってい科学的な検討は行われなかった。と川辺先生は言われている。

要するに、「源泉に対して著しい影響を与える可能性がある」という所から「河床掘削できない」との結論については県当局の勝手な推論でしかなかったこと明らかになったんですよ。そうじゃないですか。

工藤河川課長
まずあの、確かに温泉調査についてはですね。そこまでの話ということで頂戴しております。その後の判断についてはですね、責任を負う立場にあります県としましては、リスクの高い河床掘削はですね、おこなわない。そういった治水対策を一応検討してきたということでございます。

草島
委員長 そこは、もう水掛け論になるからいいです。それじゃあ、穴あきダムだったら鮎にほとんど影響はないというウソが高橋先生によって論証されているわけですが、それに対してはどうですか

工藤課長
先だっての27日に再検証のイベントがあったわけですけれども、この中で高橋先生がおっしゃったことはですね。私どもとしては、まあ一般的なことでですね、現在の水ためダムを前提にしたものであると理解しております。私どものほうではですね。21年、20年度からですねそうした科学的に詳細に検討するために、魚類等を含めた学識経験者からなる環境保全協議会をやっていまして、これまで内容をですね審議頂いたその結果でございます。

草島
今のは曲解していますね。要するに、流水型だろうがそうでなかろうが、ピークカットがおこなわれる。それに伴って、河床が攪乱される頻度が低下するんですよ。それが生物相や生態系に悪影響を及ぼす。その水域の調査、検証が全然おこなわれていなかったということなんですが、そうじゃないですか。

工藤河川課長
えっとですね。この協議会のほうにも調査報告を出しておりまして、資料をだしておりますので、その辺を見てもらえればわかると思いますけれども

草島
いずれにしても、これは新事実なんですよ。みなさんの調査検討したものを統べてみて、「検討されていない項目がある」と高橋先生は言われている。そして川辺先生も今も、これ、あなたがた、昔のコトを説明すればいいと思っているようだけれども、そうじゃない。新事実が突きつけられているんですよ。それに向けて、きちんと県として反論できなければ、これ、科学的な論証として県が反論できなければ、穴あきダムつくる大義ないっていうことなんですよ。
これ、きちんと説明する責任があると思いますが、そうじゃないですか。部長。

部長
これ、さっきから新事実新事実といわれていますが、これ温泉のほうでは、温泉調査に実際に川辺先生もはいったかたちで、「岩盤を掘削することは温泉の湧出量が変化することが高い」と。岩盤掘削イコール温泉の影響ということを正確に、それ以外の読み方ができない形で書いてあるんです。その先の河川工事ができるかどうかは、この方々の専門外ですから、そこは県のほうで判断をして、リスクが大きな工事はできないと判断しているだけであって、新事実でもなんでもない。という風に考えております。

もう一点の穴あきダムの環境の点ですけれども、こちらのほうも、環境保全協議会のほうで、慎重にどれだけの濁り時間になるのかも含めて検討しております。それまでの鮎の生態調査なども含めてやっております。その中で洪水時の濁りの程度や、継続時間もダムのない川に比べて、若干の差異は生じるが、その差異によってアユなどの生態や生態系に対して影響は少ない。という風なそういう科学的な報告書をいただいております。ですから、全く新しいものは何もないというのが我々の認識であります。

委員長 簡潔に質問

草島
今の鮎に影響ない。そこのところから新事実が、もう一回、突きつけられていることをしっかりと認識してください。
その要するに、いずれにしても今言われているのは昔の事実です。実際に調査された川辺先生が反論されている。そして「環境にやさしい」も全然科学的な論拠もなく言われている。それが明らかになっている。それともう一つ河床が上昇している。これはどうなんですか。県がつくった河川構造物によって河床があがっているこの部分についてはどうなんですか。

工藤河川課長
河川構造物、床止め工につきましてはですね。今までもお話しましたが、橋のですね。橋脚の保護とか護岸の保護、温泉水の維持などを目的につくったものでありまして、河床の安定をはかるためにつくったもので、決して河床を上昇させる目的のものではございません。その辺はご理解頂きたいと思います。

草島
委員長、河床については、これ、河川工学者の方々が異常だっていってるんだよ。異常だっていってるの。通常の床止めではこんなことしないって言ってるんですよ。だからそれをきちんと受け止めて、科学的に、これ全て科学ですから、科学者が論証していることに対して、科学的に反論してください。そういう場をきちんと設けてください。部長いかがですか。

部長
私のほうが科学的に論証していると思うんですが、(全然やっていないよ)そういうことは、かなりイメージ論で話をしていただいているのかなあという感じがしています。ですから我々もきちんとした調査結果、協議会も含めて科学的にやっておりますので(やってないよ)その辺は皆さんがご理解いただければありがたいと思っております。

草島
委員長、まとめます。すいません。ここまで、科学的に疑問があがっているということですね。それをきちっと受け止めて頂きたい。そして、これを受け止めて、そうじゃないだという説明をする。それが県の本来やる説明責任です。今回の県民による検証の場にも来ないで、そして、昔、皆さんが説明したことをまた説明してそれで説明責任を果たしていると思ったらそれは大間違いだ。この新真実に対してしっかりとみなさんが説明する機会をきちんと設けて、県民に対して説明してください。それがなければこのダム建設というのは認められない。そういうことだと思います。ありがとうございました。
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by stern888 | 2011-12-14 07:12 | ダム問題
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